相模太夫の旅録=Tabi Log

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2万年前の生活跡に思いを馳せて「田名向原遺跡」

2016-02-06 11:50:39 | 史跡・遺跡
相模原市中央区田名塩田に後期旧石器時代末(約20,000年前-18,000年前)の遺跡が発見され保存されている「田名向原遺跡」はある。平成9年に建物跡と推定される遺構(住居状遺構)が発見され、現在のところ我が国で最も古い部類に入るという貴重なもの。平成11年(1999)に国の史跡となった。平成19年(2007)に遺跡公園「史跡田名向原遺跡公園」となって公開している。公園内の野外展示でに旧石器時代の「住居状遺構」「縄文時代の竪穴住居」「古墳時代の小円墳」と約2万年前の川原石で囲まれた直径10m程の円形の範囲には「12本の柱穴や2か所の焚き火跡」がある。ここからは石器製作を思わせる石器片と大量の石片が発見、出土した。これらは現在旧石器ハテナ館に展示されている。相模川左岸の比高11メートルの低位段丘上にある本遺跡はやはり生活水も重要なファクターだったように思われる。後期旧石器時代の生活の一端を示す大事な遺跡として後世残しておきたい遺構である。(1602)















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