松田地区の「松田山ハーブガーデン」は河津桜やハーブの名所、そして眼下には足柄平野が広がり、遠くには相模湾が一望でき遠く西には霊峰「富士山」の眺望から「関東の富士見百景」に選定されている。「富士は日本一の山」と唱歌で歌われ、絵画や浮世絵のモチーフになり、富士見とか富士見ヶ丘と町名にもなっている日本のシンボル「富士山」。富士山についての最古の記録は常陸国風土記に「福慈岳」と言われ、他にも「不二山」とか「不尽山」と数多くの呼称が存在する。誰でも知っているその「富士山」は静岡県と山梨県に跨る活火山で、標高3,776 m、日本最高峰(剣ヶ峰)の独立峰でその優美な風貌は日本は勿論、海外でも「日本の象徴」と認められている。懸垂曲線の山容を有した玄武岩質成層火山で構成され、その山体は駿河湾の海岸まで及んでいる。富士山はその巨大さから他の山などに遮られなければ周囲300kmという広範囲の場所から見ることができ、その土地々の風景に溶け込んだ山容を見れる富士山は時に四季ごとに表情を変える。雪をかぶった白と青の秀麗な姿、夏の富士山は雪も溶け、赤岩が剥き出しの荒々しさ、夕日、朝陽に輝く姿とどこから見ても美しくその雄大さ、雄姿は誰しもがこの山の虜とされてしまう。富士山は古来霊峰とされ神聖視された富士山は「見る」ではなく「拝む」という言葉が使われる。ここ松田山では来月よりソメイヨシノより早く咲く河津桜を主役とした「まつだ桜まつり」が開催される。(2001)





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