相模太夫の旅録=Tabi Log

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大磯に鎮座する高麗寺末の「鶏足山慶覚院」

2024-07-10 09:18:12 | 寺院
神奈川県中郡大磯町高麗に「高麗寺」の末寺=子院で「高来神社」に隣接するように天台宗寺院「鶏足山慶覚院」(高麗寺)は鎮座している。創建は慶長18年(1613)。高麗という地名から古代には朝鮮からの渡来系の人々の住む集落である。江戸時代までは高麗山山頂とその麓に「高麗権現社」と別当寺の「高麗寺」が中腹の登山路脇にあった。元々「高麗寺」は行基が養老元年(717)に創建し、千手観音を本地仏と定め、神仏習合の聖地であったが、明治の神仏分離令により「高麗寺」が廃され大磯唐浜の沖より漁民が網で引き上げたと伝わる本尊の「千手観音立像」他の地蔵菩薩像が当寺に移された。かつては北下町にあったが明治23年(1890)に南下町の大火で焼失により地蔵堂のあった当地に移った。花水橋の架かる国道1号線を大磯方向に進んだ高来神社入口を右折した先に「高来神社」の「二ノ鳥居」と当寺の「仁王門」が構えられている。山門の仁王像は江戸初期の仏像で廃寺となった「高麗寺」のものである。境内正面には平成19年(2007)に地蔵堂を建替えて完成した「本堂」、右に庫裏と鐘楼があり前には回向柱が建つ。(2407)
 
 
 
 





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