世田谷宮坂に渋谷区に鎮座する本門仏立宗の寺院「妙証山乗泉寺」の「世田谷別院」がある。当寺は元和年間(1615)に京都「妙蓮寺」末として西久保に創建された。その後、麻布桜田町に移転したが享保6年(1721)に焼失した。太平洋戦争末期の東京大空襲で焼失した後、現在地渋谷に移転した。別院はここ宮坂と八王子、新座、多摩にある。ここ「世田谷別院」は結構広い寺域、境内を有するが寺院らしき建物はなく「寺務所」と「墓所」と「納骨堂」があるくらいである。寺務所の前に世田谷保存樹木に指定、20m超えの「クスノキ」が聳えている。ここの墓所には落語協会会長であった五代目「柳家小さん」の墓があることで知られる。(2502)





