相模原市南区麻溝台に「あじさい」と「クレマチス」の本数規模では市内随一を誇る「相模原麻溝公園」はある。今、全種200種、7400株の全アジサイが満開となってクライマックス域に達しようとしている。みんなの目はアジサイであるが、センター広場のスロープ沿いに植栽されているサンゴシトウ=珊瑚紫豆の名で知られる「ヒシバデイゴ」が密かに赤い刀状の花を披露し始めている。「サンゴシトウ」と呼ばれるこの花は枝の先に群がってつき、 花冠は筒状で先が5つに裂けて横に開いている。葉が菱形をしているデイゴ、珊瑚のような色、枝や茎に刺があるので「刺」、マメ科の植物なので「豆」、 または葉が「桐」に似ていることからから「ヒシバディコ」と名付けられた。珊瑚のような木と言うことからも見上げると異様なくらい真っ赤でひときわ鮮やかである。(2306)



