相模原市南区磯部に河川から用水路へ必要な灌漑水を取り入れるための施設で一般に「取水堰」と取入口とから成る構造となり茅ヶ崎まで流している灌漑施設 「磯部頭首工」がある。山間部の降雨量の関係で中央部に10m以上の幅がありそうな堰から白煙を上げて溢れんばかりに流れている。平成12年3月に竣工した磯部取水門の型式はステンレス鋼製スライドゲート。設置数は門で電動ラック式で開閉。手前6門が相模川左岸用水路、奥4門が相模川西部土地改良区(相模川右岸)の取水口である。ここは以前「磯部の渡し」があったところでもある。堰の前にいくつも置かれたテトラポッド(消波ブロック)近くには小魚も多くいるせいか全身ほぼ黒色の大型の水鳥「カワウ」、白い「コサギ」、「カモ」が群れを成して休息している。(2101)
相模原市の新戸地区にかつて寛文2年1659年に築堤された「相模川の堤防」、相模川治水対策等により上流に相模湖、城山湖、宮が瀬湖が造られ廃堤防となる。跡地が平成9年から7年かけて平均幅10m延長600mの中に散策路2.5m、両側に2mの植栽帯をもつ新戸の「相模川散策路」が出来上がった。約200mの間に約50本の「河津桜」と「あじさい」が植栽され「河津桜・あじさいライン」となった。昨日、一昨日は雪が降るのでは予報で気温も一けた台と寒かった。今日は一転小春日和を思わせる陽気となったことから河津桜の開花はと訪れてみると、ライン全景はまだ灰色であるが、蕾は大きく膨らみ、所々に濃いピンクの花びら広げ凡そ50輪以上は開花していた。今月終わりから来月にかけて河津桜が満開となる頃は濃いピンク色の美しい「桜並木」、「桜回廊」」、圧巻の桜景色を鑑賞に多くの人が訪れる。ここ相模川散策路の「河津桜」の木はまだ若いので樹形は細いが数年後には「新戸」の、相模原市屈指の「河津桜の名所」として観光資源になると期待されている。(2101)
昨年の満開画像
昨年の満開画像