座間市緑ヶ丘に冬期は「梅」とスイセン、春は「桜」、秋には「天上の花」と言われる「曼珠沙華」(彼岸花)と四季の花で彩られ市民の憩いの場、座間八景の一つとなっている「かにが沢公園」はある。園内に紅白枝垂れ合わせて十本近い「梅」が植栽されている。花の少ないこの時季、唯一「百花に先駆けて」咲く代表的な花木が梅である。今日は17~18℃と小春日和を思わせる気温、子供広場の一画の梅園内の主役たちの膨らみかけた蕾によって赤く染まった樹形をしている中、一本の「紅梅」が可愛らししいピンク色の花を3輪ほど開花させていた。来週以降も寒い日が続くが三寒四温これから少しずつ暖かくなって当園の梅も開花速度を上げてくれると思われる。(2101)
相模原市上溝南小学校前に相模原市登録有形文化財(建造物)に指定されている「清水家旧主屋と長屋門」はある。「旧主屋」と「長屋門」とも19世紀中頃の建築時期は推定され、構造は農家長屋門で桁行65尺(約20m)の長大なもので堂々たる主屋(母屋)に相応しい造りとなっている。当初は茅葺であったようだが、今は幅長さ20m近い大型の瓦葺き「長屋門」が構えられ両端に黒塀が繋がっている。長屋門より内部に入ると中央には上層農家に特有の6間取りと呼ばれる大型の造りの「主屋」がある。内部は見ることはできないが内部は前面に布田2階を設け、屋根は茅葺きで、養蚕のために土間側を兜造とし、広間も三つの大きな炉が切られているとのこと。おそらく養蚕のために計画されたもので当地の養蚕の歴史の見る上でも貴重な建物である。主屋の前には芝が敷き詰められ樹木、ツツジが植栽され手入れの行き届いた庭が美しい。(2101)