相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。今、当園の「みんなの花壇」をグラデーションを描くように彩っているのが葉を観賞する草花で花色も多く花に負けない「コリウス」(coleus) が鮮やかに咲いている。この草花はシソ科のコリウス属である。和名は「キンランジソ」(金襴紫蘇)と呼ばれている。その他の名前としては「ニシキジソ」(錦紫蘇)。コリウスはアジア、アフリカ、オーストラリアを中心に200種以上が分布するシソ科のプレクトランサス属の多年草(または一年草)である。コリウスの多くは「キンランジソ」の和名を持つプレクトランサス・スクテラリオイデス種を元に交配、改良され世界で広く栽培されている植物(園芸品種)で、熱帯地域では帰化植物として定着している場所もある。コリウスの主な観賞期は来月いっぱいまででそのカラフルな葉色が美しいリーフプランツ。葉色のバリエーションも豊富で赤、ピンク、黄色、複色など鮮やかな色が揃い花壇に見事にマッチしている。(2009)



