相模原南区麻溝に四季の花が絶えない中でもクレマチスとアジサイの名所「相模原麻溝公園」はある。センター広場から花の谷へ下りるスロープ(石段)左側斜面に数本の「スイフヨウ」(酔芙蓉)が植栽されている。フヨウ(芙蓉)の八重咲きの改良品種、中国原産の落葉低木で開花期7~10月、室町時代には存在し観賞されていた。一つ一つに花が開く期間は短く柔らかなそしてしなやかな花姿で朝方に咲いて夕方にはピンク色となって萎む一日という儚さを持っている。お酒に酔うように赤く変化することから「酔芙蓉」、その他に「一日花」とか「木芙蓉」、「枯れ芙蓉」とも言われる。開花の報せにちょっぴり涼しくなった今朝訪れて見ると晩夏を代表する花木の一つ「スイフヨウ」が昨日咲き萎んでいるピンクと今日咲いたばかりの白色の大輪の花を優雅に広げて咲いていた。幾重にも花弁が重なる清楚な白い花はどこか気品がある。まだたくさんの蕾・花芽がスタンバイしているので次から次に新しい花を咲かせてくれるだろう。(2008)





