鎌倉市扇ガ谷に緑深い谷戸に佇む花と水の寺と言われている臨済宗寺院「扇谷山海蔵寺」はある。建長5年(1253)建立した七堂伽藍の大寺が焼失、応永元年(1394)足利氏満の命により再建された。本尊は薬師如来像。当寺には「那須の殺生石」、「啼薬師伝説」、「底脱の井」、「十六の井」など多く鎌倉時代の遺跡と伝説がある。「山門」を潜ると多くの樹木や花に埋もれるように右手に「鐘楼」、左手に薬師堂「仏殿」、正面に「本堂」などの伽藍が建ち並んでいる。「本堂」と「庫裏」の裏には非公開だが緑が映りこむ自然湧水の「心字池」を配した禅宗風の「庭園」がある。「本堂」左手脇の山腹側に複数の「やぐら」(矢倉)が存在する。やぐらは堆積岩の一種である凝灰岩の山腹に穴を掘って造られているお墓である。訪れた日、丁度結婚したばかりの初々しいカップルの記念写真撮影に遭遇、趣きと歴史深き古寺の寺域には静かな刻が流れていくようである。(1806)
「アジサイ」は相模原市の花である。相模原市で「アジサイ」の名所と言えば「相模原麻溝公園」と「相模原北公園」の二か所である。相模原麻溝公園には200種、7400株のアジサイが植栽されている。主役の花「あじさい」、今日6/17(日)、梅雨期の代表的な花「アジサイ」がほぼ全種、色とりどりに咲き揃い主役として面目躍如「アジサイフェア 2018」が開催された。本日のイベントはアジサイ花鉢展示、アジサイ園芸相談、樹木相談、花苗販売、ミニチュアホースの馬車、アジサイ苗配布、アジサイガイド、スタンプラリーがそれぞれの時間割で行われる。10時からのアジサイ苗配布には長蛇の列ができていた。主役のアジサイは芝生広場に面した遊歩道、アスレチック広場脇のアジサイ順路、樹林広場、動物広場前の東屋周りにそれぞれの花姿と色で咲き揃いまさしくあじさいオンパレードである。先月より独特の花姿で楽しませてくれたアジサイもいよいよ終焉期、見納めの刻が近づいて美しく咲き揃った旬のあじさい美を終撮。(1806)