大和市上草柳にかつての草柳二村の鎮守「上草柳 熊野神社」はある。熊野神社は熊野三山「熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社」の祭神を勧請した神社であるが、同名又は熊野社、十二所神社など含めると全国に3千余あるその一社である。当社の創建は元和2年(1616)。江戸初期に熊野三宮大権現を勧遷し再建した。御祭神は素盞嗚尊・速玉之男尊・伊邪那岐尊・事解之男尊である。「ふれあいの森」の「緑の見本園」横に「鳥居」が建ち急こう配の石段参道を上りきると左に「手水舎」、更に数段の石段を上った正面に「拝殿」、奥に「本殿」がある。右に「社務所」、境内の右手にいくつかの石碑が建てられている。園内の緑に囲まれた一角に鎮座する神域には静寂さが漂っている。(1804)
横浜市中区日本大通り「開港資料館」を東側より出た、開港広場の一角に1872年(明治5年)に設立された日本で最初の「プロテスタント教会」、正統的な「キリスト教信仰」にもとづく教会「横浜海岸教会」はある。明治8年(1875)に献堂された最初の建物は関東大震災で倒壊・焼失したため、1924年に木造の仮会堂を献堂、昭和8年(1933)献堂されたものである。白壁に上部にローソクの炎を模る縦長の窓が整然と並びゴシック様式の尖った三角屋根の鐘塔が印象的である。2014年12月まで大改修工事を実施後、再びゴシック・モダンが蘇った。綺麗で優美な外観をした教会である。(1804)