







平戸市の平戸島と生月島を隔てる「辰の瀬戸」平成3年(1991)に開通した道路橋(トラス橋)「生月大橋」はある。この橋の完成で離島だった生月島は平戸島と平戸大橋を通じて九州本土と繋がった。この橋梁の形式は3径間連続曲弦下路鋼トラス橋、橋長は960m、最大支間長は400m、幅員は6.5m、桁下高は31.0m、総工費は約45億円。開通時中央の最大径間400mは3径間連続トラス橋としては世界一の長さを誇り社団法人土木学会の1991年度田中賞を受賞した。橋脚部が山のようにせり上がり潮流の飛び散る白い水しぶきがライトブルーの「生月大橋」との美しいコントラストを創り出している。公園には土産品店、多目的広場、散策道などがあり、隣接地には「生月町博物館」もある。「ほっとひと息をついた」事からついた「生月」のシンボル&スポット(道の駅)となっている。(1611)






平戸市岩の上町の鏡川に架かるアーチ橋(石橋)で国の重要文化財に指定されている「幸橋」(さいわいばし)はある。平戸がオランダとの貿易港として栄えた頃の石造り技術を継承したものとして重要な遺構であり、別名「オランダ橋」と言わている。この橋の形式は石造単アーチ橋で橋長は19.8m 、幅員は5.2mの橋で平戸藩主雄香公が平戸の石工達に造らせたもので元禄15年(1702)に完成した。平戸の中心街を流れる鏡川には橋が架けられておらず両岸を船で連絡していたが、寛文9年(1669)に平戸藩主松浦鎮信により初めて木造の橋が架けられ、長年の不便が解消したことを祝って「幸橋」の名がついた。とにかく城下町平戸を象徴する橋であり、アーチが美しく異国の橋のようなエキゾチックさがある。(1611)












