これで、キクチの「石丸伸二氏」批判は最後になると思う。
今日のしんぶん赤旗には、標記の見出しで記事が出ています。紹介します。
石丸氏の言動に批判
一方的に議員を罵倒
裁判で名誉棄損認定
広島市北部の安芸高田市長を務め、東京都議選(7日投開票)で165万8000余票を獲得した石丸伸二氏(41)ですが、「歯に衣着せぬ発言がネット上で話題となる一方、「何をしたいのかわからない」(同県内の男性)と危惧する声があります。
民主主義壊す
市長時代の議会との「対立」は「劇場型エンターテインメント」だと公言。異論には耳を傾向けず、議員に激しい口調で詰め寄り、その様子を収めたショート動画をSNSで拡散するーパワハラそのものの言動は民主主義を壊し、市民を置き去りにするものでした。
石丸氏は同市生まれ。大学卒業後、三菱UFJ銀行に入行。2020年、前年の参院選を巡る大規模買収事件に関与した当時の市長選で初当選しました。
就任後、議会中の居眠りした議員の様子を勝手にSNSに投稿。22年6月議会では「居眠りをする。一般質問をしない。説明責任を果たさない。恥を知れ!」と議員を一方的に罵倒したパワハラぶりがネット上で話題となりました。
行政運営では独断専行が目立つ
行政運営では独断専行が目立ちました。23年4月、市内の「道の駅」に生活雑貨が出店する計画を巡り、施設改修の支出を議会の議決をへない専決処分で決めました。議会側は「議会軽視だ」と反発し、反対多数でこの予算を不承認ににしました。ところが、石丸氏は同年6月議会に出店を伴う改修工事を盛り込んだ補正予算を提案。議会側は再度反対多数で否決しました。
さらに、議会の最大会派が市長の問責決議案を発議し可決されました。石丸氏はこの直後、議場の廊下で発議した議員を順次呼び止め、詰め寄りました。
都知事選出馬で市長の辞職が決まっていた今年5月には、三つの保育所と幼稚園を統合し認定こども園とする予算の専決処分も強行しました。
SNSで拡散
こうした強権的な市政は裁判で断罪されています。石丸氏の虚偽発言で名誉を傷つけられた市議が、同氏と市に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で広島高裁は7月3日、石丸氏の名誉棄損を認定。市長選のポスター制作費が未払いだとして、製作会社が石丸氏に支払いを求めた訴訟でも8日、最高裁で石丸氏の敗訴が確定しました。
同氏のメディアとの対立も「劇場型」です。22年には地元紙が石丸氏を批判する市民団体の声を報じたのは「偏向報道だ」と断じ、記者の質問への回答を拒否しました。
都知事選でのメディアとのやりとりでは、コメンテーターやアナウンサーの質問をはぐらかし、激昂して逆質問する様子もSNSで拡散されています。
(土)