菊池のぶひろの議会だより

日本共産党 桜川市議会議員 菊池のぶひろの活動報告です

新船海三郎「藤沢周平 志たかく 情あつく (新日本出版社)」を読む

2018年01月15日 21時48分32秒 | 日々の雑感

 今日は、夕方から、標記の本を読んだ。私は、一時、藤沢周平に凝ったことがある。一番最初に読んだのは、長塚節の生涯を描いた「白き瓶」であった。長塚節が茨城の生んだ有名な歌人・作家であることは知っていたが、「土」は、少し読んだが面白くなく、途中で放り出した。
 私の高校教員組合時代の先輩に、下妻一高の先生をしていた永瀬純一さんがいた。永瀬先生は、生物の先生であったが、県内では「長塚節の研究家」としての方が有名であった。また、最後は、実家が千代川村村長の家であったため、請われて村長選挙にでて、村長を務めた方でもあった。その永瀬先生から、長塚節のことは、いつも聞いていたので、関心があった。

 「白き瓶」を読んで、大きな地主であっても、借金に苦しんだ地主であったこと、また、歌の師・正岡子規と同じように結核で苦しんだことを知った。
 
 これをきっかけに、暗殺の年輪、又蔵の火、義民が駆ける、回転の門、闇の傀儡師、用心棒日月抄、獄医立花登手控え、密謀、海鳴り、市塵、一茶など読んだ記憶がある。

 私が一番記憶に残ってるのは、第5代将軍徳川綱吉の時代から、出現以前まで、政治の中枢で活躍した新井白石の日常を描いた「市塵」である。この時代は、綱吉や田沼意次の時代であるので、そのことを書いた「物語」は多いが、新井白石のことを書いた本はあまり知らない。新井白石は、歴史の教科書にも出てきて名前は知っていても、物語の主人公になっているのを読んだのは、はじめてです。

 また、小林一茶の伝記を書いた、「一茶」も私には面白かった。俳諧師のプロとして、食べていくことの大変さ、さらには、信州へ帰ってからの遺産争い、年取って生まれたこどもが、健やかに育たなくて苦労する「人間くささ」が、よく描かれている。

 私は、藤沢周平の作品は、全くの創作物語より、伝記ものの方が、好きである。



 

 

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 市民アンケートをめぐっての「ささやかな」ハプニング

2018年01月15日 20時58分43秒 | 日々の雑感

 今朝は、いくらか寒さは和らいだが、まだ軍手では指先が痛い。市民アンケートの配布で、おもに明日香を1万歩歩いた。
 アンケートも、今日はどっさり届いた。いきなり「5600円です」と言われた時には、びっくりしたし、喜びもしました。

 今日、市民アンケートをめぐって、1つの出来事があったので報告しておきます。深刻な出来事ではありませんので、気楽にお聞きください。

 9時過ぎまで市民アンケートを配り終わって、遅い朝食を食べていると、天皇と同じ年だという方が、「岩瀬庁舎の責任者はだれなのか」と、いきなりのりこんできました。何事かと思って、こちらも構えて、用心深く、伺っていると、どうも要領を得ないのです。

 要は、昨日、市民アンケートが配られたので、「あんたのことを思い出して、話にきた」というのです。訴えたいのは、「私の畑に、役場職員が『無断』で交通標識(通学路ありの)を立てていった」というのです。それで、文句を言いに、岩瀬庁舎にいったが、だれが責任者かわからないので、その責任者を聞きに来たというのです。

 私は、寒いので、「立ち話でいい」と言っていたのを、「私が寒いから、あがってくれ」と、無理やりあがってもらいました」。
 
 そうしたら、昨年、4月、松田田園都市センターで、「満開の桜の写真」を撮っていた方でした。「おじさん、私は自慢じゃないが、千葉大学園芸学部を出ているので、花には詳しいと思われているけど、学生時代は学生運動に一生懸命だったので、花はよくわからない」と、花の話を聞くことになりました。そうしたら、軽トラにあった、花の写真集を2冊も持ってきて、その写真集をみさせていただきました。

 その後、市役所に行き、いろいろ聞いてみると、交通標識は県公安員会の仕事であり、担当したのは建設課とわかりました。そうしたら、その標識に関係した職員がわかりました。その職員も、「私も、花の写真集は見てきました」となり、話がぴったり一致した次第です。

 それなら行く必要もないと思ったのですが、「念のためにいってきます」と、すぐに行ってしまいした。帰ってきて報告してくれたことには、「わざわざ、来てくれないてもよかったのに」との返事だったとのことです。

 この方の庭は、春は、さつき、つつじ、藤、秋は菊などで、4反の庭がきれいなそうです。春になったら、見に行くといって別れました。
 ちなみに、その方が一番気にいっている桜は、つくばみらい市の福岡堰の桜だそうです。

 市民アンケート配付が生んだハプニングの一コマでした。


 

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