小林氏は、「貢献した」神童だけでなく、「脱線した」神童たちも紹介している。私も、このような「神童」をしると何となく安心してします。
黒田東彦(はるひこ)
言わずと知れた日銀第31代総裁。アべノミクスの推進者、「異次元」と言われる大規模な量的質的金融緩和政策を実施している。
私が一目置おいている同志社大学の浜矩子氏は、新聞紙上で堂々と「アホノミクス」と言ってはばからない。
そのアホノミクスの推進者である。
黒田氏の教育大学付属駒場高、東京大学時代の同級生細田博之(自民党衆議院議員)は次のように語っている。
「彼は一種の天才ですよ。ガリベンタイプではないが、読解力がきわめて高く、教科書など書籍を読めば、書かれている内容が一度ですべて理解できてしまう。また無類の本好きで図書館にいることが多かった。
金田勝年(元法務大臣)
昨年の共謀罪審議では、担当法務大臣として、「あやふやな答弁」で一躍有名となった人である。
1949年生まれ。1969年、秋田県立秋田高校から一橋大学に入学。(この年は、東大紛争で東大入試が中止になった)。1973年大蔵省に入省。省内エリートの主計局を歩み、神童、切れ者ぶりを発揮。2016年に初入閣し、法務大臣となる。
しかし、メッキがはがれてしまった。
2017年、国会で共謀罪の中身を問われると、「わたしはちょっと、わたしの頭脳というんでしょうかちょと対応ができなくて、申し訳ありません」
全国の神童の顔に泥を塗ってしまった。