新中核病院の建設場所について
私が、今議会の一般質問のトップにこの問題を持ってきたのは、桜川市のおおきな課題であることが第一であります。同時に、新中核病院の問題が議会でどのように議論されていたのか、議事録に残す必要性も感じているからです。
今まで、新中核病院の建設について、場所の選定が進められていました。9月5日の答申によると「筑西市竹島地区」となりました。この答申をうけて、議会は、「新中核病院を考える会」特別委員会をひらきました。多くの議員からは、上野原地区ではなく竹島地区の答申がだされたことに多くの不満がだされました。
私が、特に疑問を感じているのは、答申の中では「上野原と竹島には優劣はない」と言いながら、「総合的に判断して」との一言で、決めていることです。その一方、附帯意見には、「竹島地区には水害への備えを配慮してほしい」と言わざるをえない答申になっていることです。この附帯意見が付くには、相田議長や飯嶌副市長の奮闘があったのは承知しています。しかし、優劣がないと言いながら、水害への備えの必要性を付け加えている、相矛盾した答申となっています。まず、この答申がもつ矛盾に、市長はどのような見解をもっているのか伺います。
次に、では、この答申をけって、決裂するのがいいのかどうかという問題です。
つまり、県西総合病院が、人口5万たらずの桜川市が単独で県西総合病院を担っていけるのかという問題です。
今回の東日本大震災で、筑西市民病院は使用不能という壊滅的な被害をうけたが、その一方、県西総合病院も大きな被害(第1号病棟の3,4階部分が使えない)をうけています。
桜川市単独では病院の建て替え、医師確保が困難なことを考えると、新中核病院建設の道を断念して引き返すことは難しいのではないかと考えます。
私は、多くの問題をかかえながらも、竹島地区の新中核病院建設を受け入れざるをえないと考えているのですが、市長の見解を伺います。
この新中核病院の建設計画の実質上の主体は、県です。国への答申も県が行うと聞いています。その県が、口だけ出しながら、全く財政的な支援をしないというのは、納得できません。市長として、県にも財政的支援を積極的に申し入れていただきたいと考えますが、市長の見解を伺います。