学名:Impatiens capensis
英語名:Spotted Jewelweed
別名:Spotted touch-me-not ,Wild Touch-me-not, Wild-Impatients, Wild Balsam等。
エスペラント名:Makulita balzamino (勝手命名)
日本語名:ツリフネソウ(釣り舟草 / 学名 Impatiens textori )
北米原産、ニューファンドランドから、サスカッチワン州、南はアラバマ、ジョージア州辺りまで分布しています。
ホウセンカ(touch-me-not / Netus^mino) と同じく熟れた種は触ると弾けます。故に「触らないで!」と言う名前。これには異議を唱えた友人がいます。弾けて種が飛ぶことで繁殖できるのだから、「触って、触って!」であるべきだと。ナルホドねぇ。でも、キミは生まれるのが遅すぎたので、今更変更できない。「まァ、しゃ~ね~ナ」とは彼女の弁。
勿論世の中には後日名前を変えると言う事はありえます。植物学界の偉い人たちがこの友人の意見に同意すれば変わるかも知れないでしょう。学名を変える必要は無さそうなので通称だけ「触って!/ Touch-me / Tus^mino」に。。。
オレンジ色で斑点の入ったのがSpotted ですが、↑黄色で斑点の無いPale Jewelweed (Impatiens pallida) もあります。
一度だけ真っ白いのを見つけた事がありました。そのことを言っても「へーっ?」と言われるだけで信じてもらえません。その写真が見つからないのがとても残念です。
春に摘む若芽は食用になるようですし花が咲き始めたら葉や茎は薬用になるので、
北米原住民は食用にも薬用にも大いに利用したそうです。
蔦漆のかぶれやイラクサに刺された時などはこの草の汁をつけると良く、火傷にも痔にも効くとのこと、頭皮が痒い時にはこの草の汁で濯ぐと良いそうです。
なにやら、草の王よりも効能が大きい気がしませんか?
試してみませんか:蔦漆かぶれ予防。日本の漆にも効果があるかもしれません。
この草の先っちょや茎を刻み、二十分ほど煮たら漉して、アイス・キューブを作る要領で凍らせます。蔦漆がありそうな場所に出掛けるときはこのキューブで皮膚をこすってから、また帰ってからもこすっておくと効果があります。(当然のことながらこの件につきserenaは責任を負いかねます。)
参考までに:蕁麻疹に効いたというページを追加しておきましょう。
父がよく<きつねのだんぶくろ見つけた>と歌っていたのでもしかして<きつねのだんぶくろ>かなと思ったものです。
きつねのだんぶくろ知りませんか。