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風の強い波打ち際に下りて行くと間も無く
「こんなものを見つけたヮ」とリーが岩の上に置いたのがこの蝶の遺体でした。
黒地に白い水玉模様が美しく、どこも痛んでいない姿は生きているように見えます。
「完璧な標本だヮ、私が蝶を集めているんだったら持ち帰るけど。。」
そこで、ドーラが持ち帰ることにしました。
傷めないようにカセットテープのケースに収めたのが二番目の写真です。
三番目の写真は夏にミルクウィード(唐綿の類)の花で食事する姿です。
大方のオオカバマダラはメキシコに向って飛び去った後でしょう。まだ数個体がウロウロしているのを見かけはしましたが。
メキシコへの長距離飛行は一世代ですが、カナダへ帰るのは二、三世代交代しながらの飛行なのだそうです。その点で渡り鳥とは違うのだと言うことでした。
この華奢な体で何千キロも飛ぶ逞しさには不思議さを否定できません。それに春に生まれたオオカバマダラは二週間から五週間しか生きず、従って南への移動はしませんが、夏晩く生まれたものは南に渡り、八~九か月生きるのだそうです。そんなこともこの蝶の不思議さなのでしょう。
英語名:Monarch Butterfly
学名:Danaus plexippus
和名:オオカバマダラ(大樺斑)
エスペラント名:(Ne scia)
オオカバマダラに似るという天然の護身術を授かっていることで知られているのがカバイロイチモンジです。
カバイロイチモンジの英語名は:Viceroy(副王)、(学名は:Limenitis archippus)Monarch は王という意味ですから、命名の仕方にその関係が現れています。
その日は曇り、気温は10℃前後、湖畔は風が強いので寒く感じましたが、その時のエリー湖の波の音をヴィデオに撮りました。
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大海原を眺めているような気がしませんか?
エリー湖のヴィデオを眺めていると、とても湖とは思えなくて、広い海岸に出たような気持ちになります。ただ、海とは波の形が違っています。
でも今日は違いました。雷雨があり日が射し、土砂降りになりを繰り返して、室温が15℃位ではセーターを引っ張り出し、ついに暖房をONにしました。
湖ですが、普段はこんなに波を立てません。風が出てきたからでしょうね。海まではどっちへ向っても何千キロと言う土地柄、海が見たくなればこんなところで満足しています。
海の水がしょっぱいということを知らない子供だっていますよ。