★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

平和は一人では築けない

2005-06-16 09:34:19 | Weblog
戦争を始めるのは一人でも出来るのです。
お金を出して兵隊になりたい人たちを雇えばいいのです。
お金を貰えるならどんなことでもすると言う人は沢山いるようですから。
それを職業にしている「ヒット・マン」と呼ばれる人だって居る世の中です。
でも、平和は一人では築けません。一人一人が心底から平和を望み、その一人一人の集団が大きくなった時強い力になるのだと思います。

以下は私の所属するMLに書き込まれたある人の便りです。
何か胸に響く物があって引用させて戴きました。
ご当人は深く考えもせずに書いたものなので、、と躊躇いがちでは有りましたけど。
皆さんの感想をお聞かせ下さい。


前略
靖国問題を最近大分勉強されておられる様ですけど~、
この問題を 若し私が学徒動員として特攻隊へ入隊したとの仮定で考えてみますと~、
 時は既に敗戦の色濃かった折、天皇の名を借りて 死ぬ事によって日本が勝利への道を進んでいると 嘘を付かれ 死んだ暁には その御霊が神となり天皇と同じ墓に入り 残された一族が神格化され将来に向けて保障される。
この時期 天皇の言葉を使う事すら 恐れ多い事であった。天皇の為 日本の為に命を捧げて欲しい この言葉は上官から(詰る所、大本営 東條以下の戦争犯罪人)何度も何度も出撃の寸前まで 耳に蛸が出る程 叩き込まれた。
「この世に生んで呉れたお母さん 何の恩返しを出来ないまま 先行く不幸をお許し下さい」と母への侘びも 何処か 虚ろである。
何故ならこの戦争は何か何処かが可笑しい 勝っている戦が何故 行きだけの燃料だけなのか 戦闘機には戦う弾も無く 敵艦への突っ込み玉砕以外の方法は無い 帰還する事は有り得ない 若い命を落とす前に 生への執着と この戦争は本当に聖戦なのか 日本が これが 本当に生きる道なのか? 
死ぬ前に色々な疑問が次から次へと沸いてくる 母へ愛する人へ 私が死ぬ事によって本当に 救われ日本の勝利が有るのであろうか。同僚は往ったしかし帰還する者は一人も居ない。しかし日本は神の国 必ず勝つのだと言う嘘。特攻隊員のお陰で戦局は有利に進められている 日本の勝利は間もない。
死んだ暁には神の子として御霊は祀られる 上官達のこの言葉を信じて機上の人となる。
 真実は皆さんがご存知の如くである。迷惑なのです。靖国神社に東条英機やA級戦犯達が 我々に嘘を付き戦争に駆り立て死に追いやった人達が我々と一緒に祭られていること自体が 迷惑なのです 憎いのです。
 我々の戦が 東南アジアの人達へ フランスやイギリスからオランダから解放する聖戦であり 正義の戦だった筈です。飢えた日本兵が 一時期は解放して喜ばれたが長くは続かなかった。日本は神の国 戦争は必ず勝つ筈でした。
無残な慟哭のみが残ります。
 靖国神社の参拝が一部の政治家に政治利用されるのは 迷惑なのです 腹が立つのです。
 反日運動を起こし 靖国参拝を止めろと言う 韓国 北朝鮮 中国(香港を含めて)に 騒ぎ立てられるのは 甚だ迷惑なのです。我々は一部の人達によって即ち、A級戦犯達によって 騙されて 戦争に駆り立てられたのです。
しかし 外国のあなた達も 一部の人間によって 戦争に駆り立てられて 日本と戦ったのです そして無知な 罪の無い 兵隊達が 死んで行ったのです 日本と何も変わらないのです。
 罪の無い者達が兵隊だけではなく 殺したり 殺されるのが 戦争なのです。
イラクでも 今現在も同じ事が起きているのです。人を殺したり殺されたりはもう沢山です 戦死した後に 神として祀られるのも 迷惑なのです その事どうか 皆さん(日本人だけではなく外国の人達も) 判ってやって下さい。
うるさくて 静かに眠れないのです。 外国の人も 騙されて戦死した若い命を痛む気持ちの無い方々は 日本の人も どうか我々に構わずに そっとして下さい。

 小泉総理の これまでの 自民党をぶっ壊す 拉致問題や種々の公約? やら底の浅い歴史認識と 他人任せの放り投げ政治、言い出したらきかない一徹誇示には最近些か辟易しています。孤立して来ているらしいですが、止むを得ない事と断じます。

何方か
「慟哭の島 その真実」の本の作者と出版名を教えて下さい。
後略


                              

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5 コメント

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非戦 (lignponto)
2005-06-16 17:22:36
最近、非戦について考えてます。まだ考え始めたばかりですし、読んでみたい本もあるのでもう少し時間がかかりそうです。

今のジレンマは、戦争は、嫌です!!けど、自分の家族、友人、恋人などが殺される、もしくは、殺されそうになっているのに無抵抗でいられるかどうかは疑問です。
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al lignponto (serena)
2005-06-17 02:22:24
私も長いことそういうことを考えていました。ガンジーの無抵抗主義についても本当は未だ良く判っていないと思っています。



戦争を仕掛ける人が居なければ「守る」姿勢も不用なわけです。

少なくとも日本が体験した戦争は全て攻める、乗っ取る戦争だったのではないですか?

最近の戦争はもっと複雑なようですが、基本的には攻めるという考えを排除することだと思います。

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Unknown (glimi)
2005-06-17 09:01:24
 カナダのニュースには無いと思いますが、小泉靖国参拝問題に関するニュースの中で、東条英機氏の娘が出てきて語っています。

 アメリカのなんとかいう文書の中でアメリカは日本の戦争は防衛戦だったと認めていると。もしソビエトとの戦争に限定するなら私は資料のありません。

 しかし、満州へ日本国民を送り込み植民地化したことは立派な侵略です。その前に朝鮮半島、台湾の植民地化当時は東条が首相であったかどうかは忘れましたが。
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Unknown (glimi)
2005-06-17 09:08:10
4月のもですが読んでくださる方がいるかもしれないのでトラックバックさせていただきます。
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Unknown (glimi)
2005-06-19 06:52:32
 凄い右翼的本のトラックバックが張られていますね!

 
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