つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

Lets GO! ちびっこ

2006-06-08 21:16:52 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、パチンコなら大当たり~♪ の第555回は、

タイトル:荒野の天使ども(全3巻)
著者:ひかわきょうこ
出版社:白泉社花とゆめコミックス

であります。

鈴:そろそろバポナが必要な季節だなぁと思うLINNで~す。

扇:吊して一夏過ぎたら白骨化してるよなぁ、と思うSENでーす。

鈴:いったい何が白骨化するんだ、をい!

扇:吊して下げるんだろ?
個人の別荘とか、樹海の奥とか定番だな。
ちなみに、歯は抜いとかないと身元がバレるぞ。

鈴:詳しいな。
……さては経験あるな……?

扇:あるかっ!
まぁ、あれだ……IT探偵物なんかで、「某月某日、SENはこのような書き込みを行っています」とか言って犯人にされるパターンではあるが。
あ、ちなみに君は間抜けな警部補役ね。

鈴:ふっ、そういうのほど、間抜けに見えて実は解決すると言うのが定番であろう。

扇:ああ、犯人が目的果たした後でな。(笑)

鈴:つか、目的果たさなきゃミステリにならんだろ。

扇:いや、標的が複数いる場合、せめて一人ぐらいは救えよっ、とか思わんか?
まぁ、最後に残る奴に限って、一番ド外道だったりするけど。

鈴:いや、思わんな。
たいていの探偵ものって、どんどん死んでいくやん。
つか、死なないと話にならん、みたいなストーリー展開はいつもながら、200%大っ嫌いだが。

扇:あれだよ、読者に衝撃を与えるために最初に死体を持ってくる、というのが定番化すると、最終的にはただの前フリ以下になっちまうという見本だな。
というわけで次回は西村○太郎か?

鈴:そのまんまだなぁ。
まぁ、毎回毎回死体を持ってこられるとなぁ……。
……って、また電車が絡むのか!?(笑)

扇:臨時列車と乗り換えマジック、後は、死体をどこに置くかがポイントだ。
時間によっては、列車の中は密室にすることだってできるぜ!(笑)

鈴:っつーことは、西○京太郎ってそれしかないのね(冷酷)

扇:そういうことは、西村京○郎をすべて読んでから言えっ!
絶対無理だけどな……つか、一冊読むにも気力がいります。

鈴:そんな小説誰が読むかっ!
ったく、ただでさえ嫌いなジャンルなのに、恐怖の大魔王が来なかった1999年並に最悪じゃないか。

扇:それ、つながってるのか?
いや、恐怖の大王は来たろ? Y○Kだっけ?
少なくとも、俺はあれで元旦を潰した。(怒)

鈴:あぁ、なんだ、元旦早々、闘神○市やってたのか?

扇:なんでそこでハニワが出てくるんだ?

鈴:ア○スだからだろう。
あそこにハニワは欠かせないアイテム(?)だぞ。
けっこういやらしい敵キャラだったりするがな。

扇:いや、元旦とアリ○とどういう関係があるんだ?
カプ○ンならリュウ、エニ○クスならスラ○ム、スクウ○アならチ○コボ、アリ○ならハニーフラッシュが定番ってのは解るんだが……。

鈴:え? 元旦早々、闘○都市やってたからじゃないのか!?
しかし、エ○ックスのスライ○だけ、かなり弱い気がするんだが……。

扇:違うっ、俺がやってたのはスーパー○アル麻雀P3だっ!
いや、メタルキングはそこそこ強いぞ……狩られるのは他のメタルと同じだがな。

鈴:なぜP3なんだっ! P5をやれっ!

扇:いや、あの殺人的な強さがね。

鈴:んなこたぁ関係ないっ!
P5のみづきがいればよいのじゃっ!(爆)

扇:今、君の人気ランキング百位ぐらい下がったね。

鈴:うおっ! 下がりすぎやっ!
……しかし、なんか妙に突然ピンポイントでキャラ萌えに走るよなぁ、私の場合。

扇:お前さん、割と絵には淡泊な筈なんだがな。
ま、唐突に何かがササる瞬間なんてのは、人生に百万回ぐらいあるさ。

鈴:そうねぇ。結構淡泊なほうなんだが、百万回はササらんぞ、絶対(笑)
ア○バ系ではないのだからな。

扇:いや、そうでもないだろ。
365日×4+1=1461日。
で、目一杯百年生きたとすると1461×25=36525日。
おや、人生って意外と短いな……。

鈴:分とか秒にしたらもっと数字だけは大きくなるから長くなるように見えるぞ(笑)

扇:というわけで、本題に戻りましょう。
粗筋どうぞ。(極めて事務的に)

鈴:とその前にCM~。


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鈴:と言うわけであらすじ。
アメリカ西部劇の時代、弱冠8歳ながら養い親のグレースを助けるためにきったはったを繰り広げる元気いっぱい、無鉄砲な女の子ミリアムが大活躍するお話であります。

扇:だから何で斬った張っただっ!
再改造されたくなかったら、もう一回解説しろ。

鈴:やだ。

扇:仕方がない、私がやろう。
迷子の未亡人(嘘)を助けた黒髪の犬と金髪のサルと茶髪のキジが、バントライスペシャルを撃ちまくる凶悪な赤頭巾に酷使されるガンアクションです。
忘れ去られた美少年キラー――ミスター・ブルーの明日はどっちだっ!?

鈴:……なんか、心当たりのありまくるフレーズを使いまくってんなぁ、相棒。
まじめにいこう。
時代は西部劇時代のアメリカ。
流れ者の若者3人組は、ちっこいながらも無敵街道まっしぐらの8歳の少女ミリアムと出会い、その養い親グレースの経営する牧場へ。
しかし3人が訪れた町は凶悪な犯罪者Mr.ブルーが潜伏する町。
グレースを狙うハンバーグ……もといハレンバーグ一味やMr.ブルー、そして連邦保安官の地位を隠して訪れたヒューとともに、3人組+ミリアムは世紀の捕り物劇を演じる。
……と言ったところか。

扇:すげっ……まともだ、クソ面白くもねぇぐらいまともだ。
んじゃ、そのままキャラ紹介へGOGOGO。

鈴:じゃぁ、ヒロインのミリアム・トッド。
どっかのマザコンで、ハイパー化して死んでいったヤンキーとは違います(笑)
弱冠8歳にして、養い親のグレースを守ろうとし、さらには3人組を手玉に取り、犯罪者集団を一網打尽にするスーパー女の子。
ホントに8歳か、おまえ!? って感じだが、きちんと小さな女の子らしいところもあって、痛快だがかわいらしい子。

扇:他を圧して最強の地位にいるわな、ミリアム。
んじゃ流れ者三人のリーダー格にして、黒髪に緑の瞳の凄腕ガンマン、ダグラス・グリーン。
ぶっきらぼうな性格だが中身はただの照れ屋(定番)、当然ミリアムのオモチャにされる。
孤児だったが、人のいいじーさまに拾われて愛を知った、という過去アリ。
なお、顔は某藤臣君そっくりだが、腕力はさほどでもないようだ。(笑)

鈴:某藤臣君って、このひとの主人公の男キャラってそんなんばっかなんだけど(笑)
では、次はダグラスを含む3人組の残り、カードとジョエル。
銃の腕はそこそこのカードと、お姉言葉だが銃より腕力のほうがOKなジョエル。
なんか、3人組のはずなのに、ぜんっぜんこいつら、活躍しないよなぁ。
作者の愛がきっとなかったんだろう(笑)

扇:実は腕力だけならジョエルが最強という罠。
えーと、カードは名前の通りのギャンブル好き(身を持ち崩す程ではないが)、んでジョエルはお姉言葉で女装好き(をい)、ただ……話のメインに関わってるかというと……薄かったなぁ。

鈴:ホントに薄かったなぁ、このふたり。
じゃぁ、次はグレースとヒュー。
グレースはおっとり型の女性で、いかにもな女性キャラ。元気いっぱいのミリアムに守られつつも、精神的にはグレースがしっかりお母さんやってます。
ヒューはと言うと、賞金首が似ていたこともあって、それを利用して犯罪者どもを一網打尽にする役柄。
まー、ひかわきょうこ的に脇は主人公と黒髪がくっつく、という法則を気にしなくていいカップルであります。

扇:グレースについては……そのまんまだな、この方の漫画、腕っ節の強い野郎共が出てくることが多いので、こういう役回りの人が自然と出てくる向きはある。
ある意味、藤臣君シリーズの主人公の転生キャラかも知れん。
ヒューは、顔に×字の傷、銀の長髪、ダグラスを上回る超凄腕という、典型的なお助けキャラだったのう。
三馬鹿トリオの地位が危うくなるからか知らんが、最初の決め台詞、「この人相書きは正しくない。本物より男前過ぎる」の時が一番派手だった気が……強いんだけどね。

鈴:キャラ紹介はこんなところかねぇ。
にこやかに腕力強くゲイな敵役Mr.ブルーなんてのも、けっこういい味出してた気はしないでもないけど~(笑)

扇:そういえば美少年趣味でしたね、あの方。
それを言うなら、ハンバーグとしか呼んでもらえないハレンバーグさんとか良かったなぁ、まさに完璧なヘタレ悪役って感じで。

鈴:あー、でももっとヘタレがいたじゃないか。最初に出てきた「はげ方がかわいらしい」とダグラスに評されたヤツが(笑)
しかし、このひとのマンガはキャラがおんなじなんだが、まぁ、それなりに読ませてくれる話は書いてくれるよなぁ。
やっぱ、年の功かねぇ。

扇:ちょっと真面目に。
西部劇少女漫画の最高峰です、他にないとも言うが。
ちゃんとドンパチしつつも、コメディタッチのノリと、ミリアムという類い希なキャラの力で、殺伐とした空気を排除しているのがポイント。
その分、悪役がちと毒が薄い気がするのですが(ラスボスも所詮小悪党レベル)、それでも活劇として充分楽しめる作品だと思います。
ちなみに、続編もあります……カードとジョエルが背景レベルまで落とされてたのはちと不満だけど。

鈴:続編ってなぁ。
結局、ミリアムとダグラスがくっつくための話しだからな。
いろいろと不満は、少し……いや、かなりたらたらだろうけどな。
……と言うわけで、今回の木曜劇場は終劇であります。
それでは、さよ~な~ら~☆

扇:ひかわきょうこの中ではこれが一番かなぁ。
ちなみに、他の作品については、来週再来週と連続して紹介するのでファンの方は要チェックです。
ではでは、さよーなーらー。