つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

さぁ次は、ん日が目標だ

2006-04-16 00:00:03 | 雑記
さて、超番外編の第502回は、

タイトル:つれづれ500日の軌跡
著者:セン・リン
出版社:偽書房

であります。

鈴:今日が実は「つれづれ読書日記」を開設して500日目でありますぞ~なLINNで~す。

扇:全部一人で言っちまったら、俺の台詞がねーぢーゃないかとツッコムSENでぇーす。(下降気味)

鈴:なに、狙ってたからな(笑)
……さておき、500回記念ならぬ、500記念の今日は、「軌跡」と言うことでいままでの記事などなどなどなどを思い出しながら、ぐだぐだと喋ってしまおうな回です。

扇:貴~~~様~~~!
なんで中途半端な回で記念してんのだとか、そもそもこの本って存在しねぇだろ、とか、そういうミステリっぽいものを最後まで残しておいて、ラスで一気にバラす筈だった俺の完璧な計画を粉砕しおってぇ~~~~~っ!

鈴:あれ? そんなこと考えてたのか。
う~む、なら一言言ってくれりゃよかったのに。たぶん、忘れてるだろうけど(笑)

扇:鳥頭だからな。
しかしまぁ、色んな方法で騙し騙しよく続いたねぇ。
読んでる冊数ならもっといってる筈なんだが、いかんせん、レビューとなるとなぁ。

鈴:なに、相棒ほどではないよ>鳥頭
まぁ確かに騙し騙しってのはねぇ。その日に読んでその日にレビュー書いてアップするなんてざらだったしなぁ。

扇:すまん、ここ一ヶ月ぐらいずっとそうだった。
毎日チェックしてた人は、私が遅刻したのをよく知ってる……と思う。
まー、それはさておき!
今回の目玉はアレですな、『目録見ながら、一月単位で過去記事を振り返ろう!』のコ~ナ~!

鈴:どんどんどんぱふぱふぱふ!

……では、栄えある(?)最初2004年12月であります。
って、未だに各記事を見たくない初期時代~。

扇:言うな。
記念すべき栄光の第一回なんか……今、見ると泣けるぞ。

鈴:つか、泣けるって確実に。
いま見たら文字数400文字台だぞ、第1回! いまじゃ確実に載せられないぞ、こんな記事……。

扇:あー、まー、この時はねぇ……かなり軽い気持ちでやってたからねぇ。
辛いかもしんないけど、この月で、これっ! って記事を選ぶとしたら?
私の場合……『大辞林』、といきたいとこだが、敢えて『銀河おさわがせ中隊』かな。
この作品、ノリは軽いけどきっちり話作ってくれてるから好きなんだよねぇ。

鈴:軽い、と言うか、昔読んだのを引っ張り出してきたりしてたからなぁ。
で、選ぶとしたら……やっぱり、「枕草子」だろうなぁ。
清少納言最高! って未だに言えるぞ(笑)

扇:あんたは清少納言フェチだからな。
ところで、二度も同じ本のレビューを書くという邪道をかました『ザンヤルマの剣士』はどうなったのかね?(毒)

鈴:あー、そうね。昔は昔、いまはいま、って感じだな。
と言うか、久しぶりに読んだら、こんなもんか……だったしなぁ。ホントに全巻書くつもりだったのが1巻読んだら萎えたな……。
で、次は1月かぁ。……う~む、「ガールフレンドになりたい」かな、あえて言うと。
つか、これが1月1日元旦の記事だからな、終わってるって(爆)
まぁでも、らしい少女小説って意味じゃ、参考にはなったかなぁ、と。

扇:まー、思い出は美しいままタンスの奥にしまっとくのがいいってことだな。
って、そこで少女小説が来るのが君らしいっちゃ君らしいわな。
私は……ゼラズニィの『光の王』が好きなんだが、やはりここは某Nさんが紹介してくれた、『眠り姫』だな。
表題作が一番ハズレだったんだが、短編集としてはいい感じの本だ。

鈴:そーねー、美しいままのほうがいいわね。特に昔に読んでおもしろかった話は(しみじみ)
さて、2月……だが、シリーズものばっかだなぁ。「悪霊シリーズ」と「ロードス島戦記」……。
こん中だと、「悪霊とよばないで」かな。綾子大活躍! ただひたすらにこれに尽きる話ではあったなぁ(笑)

扇:こっちも、『銀河帝国興亡史』とイライジャ・ベイリ・シリーズが転がってる……。
単品で選ぶにしても、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』、『不思議の国のトムキンス』、『六番目の小夜子』と並んでる……敢えて、最後のサヨコかな。
ドラマが非常に良かったのだ、これ。

鈴:じゃぁ次は3月……と。
う~む、なんか「学研漢和大字典」とかあるけど、「武神戯曲」かなぁ。
マンガだけど、中国もの好きな人間にとってはなかなかないジャンルの話でおもしろかったなぁ。
でも打ち切りだったみたいなのが残念……(TT)

扇:敢えて言おう! どっちもどっちだ。
シリーズ物でいいなら、二人で担当決めて書いた『十二国記』なんだがな。
ここまで挙げてきただけでも、全然趣味の合わない我々が、揃ってベタ褒めした希有なシリーズだし。
俺個人でいくなら、文句なしに『あなたの人生の物語』で決まりさね。
これはいいぞ、SF好きなら絶対読んどけっ! と言える数少ない作品の一つだ。
あ、もちろん、SF嫌いでも読めるぞ、普通にいい作品が揃ってるから。


鈴:「十二国記」シリーズは別格だよなぁ。
じゃぁ、4月だな。マンガがたくさん入ってたりして、その中でもいろいろとあるんだけど、印象的という意味では「うたかた/サンクチュアリ」かな。
「うたかた」のほうがどうでもいいけど、「サンクチュアリ」がいい感じの話だったしなぁ。

扇:こっちは漫画が豊作だな。『まいんどりーむ』と『超人ロック』が転がってる。
でも、やっぱり『鴉天狗カブト』かな。
武一と言うと『コブラ』なんだろうが、この作品もかなり好きだ、笑える。

鈴:マンガがたくさん転がっていると言うのはいかに時間がなかったかを証明してる気がしないでもないな(爆)
さて、5月はこれで決まり。「西の魔女が死んだ」だね。
この後、梨木さんにはまるきっかけになった作品だぁやね。

扇:言うな、読むのが楽だからついやっちまうんだ。
西魔女は俺も読んだが……感想は書かない方がいいだろうな、けなしそうだし。
俺は~……文句なしに『ゲド戦記』しかないんだが、単品で挙げるなら、『モモ』だな。
エンデは、童話に見えて童話じゃないのがいい、今でも読める。
自虐的に行くなら、散々にけなした『目隠しの国』でもい・い・け・ど・ね。(毒)

鈴:毒はきまくってんな、相変わらず。
では6月だが、見たら速攻で「からくりからくさ」……と言いたいところだが、「世界神話事典」かな。
いまならまったく手に取る気にならないくらいぶっとい本で、読むのがきつかったなぁ。

扇:つーか、辞典って読むもんじゃないでしょ。
6月は激戦区だなぁ……漫画なら文句なしにオススメの『リュウ』がいるし、小説も『木曜組曲』、『夜来たる』、『怪談』と強豪揃い。
でも、ここは『ゆき』さんの紹介してくれた『エバ・ルーナ』だな。
アジェンデの持ちキャラの多さは、シャレになってねぇ。

鈴:じゃ7月だやね。
7月はこれだね、「ご愁傷さま二ノ宮くん」。おそらく、この日から翌日昼間にかけて読んだひとは、あまりの毒はきまくりの記事に引いたもしくは笑ったであろう作品。
なんか、本屋でタイトルは違えど、まだ続いてるみたいなのを見て、かなーり、すんごく、べらぼうにげんなりしたけど。

扇:つーか、思いっきり次の日に友人からツッコミが入ったよ。
「あの記事書きかえたの?」
って。個人的には前の猛毒バージョンの方が好きだったなぁ。
七月には『タイム・リープ』、『ハーメルンの笛吹き男』と好きなのがいるんだが……でもやっぱり、三つ子の魂百までってことで、『冒険者たち―ガンバと15ひきの仲間』
イカサマが格好良いんだよ~、ガクシャもいい味出してるんだけど。

鈴:書き換えたよ、あまりにもケンカ売りすぎてたんでな(爆)
そりゃ、選考委員に向かって「気が知れない」とか、「こんなので受賞できる」とか、いろいろ書いてたらなぁ。
じゃ8月ね。三谷幸喜の「気まずい二人」もかなり捨てがたいが、ここは「えっちな気持ち」だろうなぁ。
これはとにかく個人的におもしろかったもんなぁ。

扇:売るなよ、喧嘩。
『えっちな気持ち』は結構褒めてたなぁ、確かに。
こっちはかなりヤバイ……○ばっかりだ。
邪道だが、漫画と小説両方出すとして、『ますらお―秘本義経記』『きみにしか聞こえない――CALLING YOU』
『夢幻紳士』と『はてしない物語』がいるんできつかったが、ま、近年で当たりだった方を、ということで。

鈴:じゃぁ次は9月……だが、その前に休憩するかね。

つれづれ読書日記、進化中?


『作家別目録』、更新してます、多分。
『怪しいページ』は……来週書きます。
御覧になりたい方は、最新記事の『目録へのショートカット』、もしくはこちらから!


つれづれ読書日記

鈴:では、9月。
9月と言えば、これしかないだろう!!
11日間の記事を提供してもらった「ヴァンパイヤー戦争」シリーズ!!(笑)
本屋で漁ってるとき、別のシリーズが出てたな、笠井潔。

扇:やはりそれは外せんか……。
こちらは、歴史好きには垂涎の一品『邪馬台国はどこですか?』で。
続編はダメダメだったけど、これは良かった。

鈴:外せんな、これは。話の内容やおもしろさはどうあれ、ありがたや~だったからな(笑)
次10月……はあんまりないなぁ。選ぶとすれば……「機動戦士ガンダムさん さいしょの巻」だな。
ギャグマンガの中では久しぶりに笑わせてくれたマンガだったねぇ。

扇:お前、賽の河原でつづら開けてたのか?(※源平討魔伝)
こっちも多いとは言い難いな。
ただ、個人的に大好きな漫画の『POSSESSION TRACER』があるので問題なし。
これはいいよ! 何度も読んだけど、やっぱりいい!

鈴:大昔にな>つづら
11月。……は、加納朋子の「ななつのこ」だね。
10月の「ささらさや」と2月目にして、加納朋子にはまりまくるきっかけになった作品だからねぇ。
つか、いまは加納朋子あんまり紹介してないけど、ただ単に手に入りにくいだけなんだよねぇ(笑)

扇:つーか、一時期はまりまくってたな、お前。
こっちは、『佐武と市捕物控』と『ハーメルンのバイオリン弾き』という、好きだけどカラーの全く違う漫画が控えているが、『ルート225』があるので、これだな。
いかにも現代っ子な二人の、ちょっと恐い冒険の物語だ。

鈴:では、次は12月。
先月から加納朋子にはまってて、たくさんあるんだけど、あえてこれを外したら、これ。
「幽剣抄」。菊地秀行のワンパターン伝奇ヴァイオレンスしか知らなかっただけに、こういう毛色の違ってる、そしてなかなか味のある話はおもしろかったなぁ。

扇:確かに、菊地をかなり見直した作品だったなぁ。
こっちはかなり悩んでいる……。
『後宮小説』『銀の三角』が一緒にいるんだよ。
前者は歴史書風の書き方がとにかく面白いし、後者はSF漫画の最高峰だ。

鈴:じゃぁ、とうとう今年の1月だな。
で、この月は、もうこれ以外なしっ!!
「いちばん初めにあった海」 by 加納朋子。
すばらしいに尽きるの一言な作品で、無条件で「読め」と書いてしまったからなぁ。

扇:珍しいよな、読め! つーのも。
俺は、『GOTH――リストカット事件』だな。
連作短編として、いい感じに仕上がっていると思う。
バッカーノ!』も好きなんだがねぇ。

鈴:そうだねぇ、「バッカーノ」は褒めてたねぇ。
では2月。……って、なんか、これっ! てのがないなぁ。

扇:ああ、勢いだけに見えて、ちゃんと最後にまとめて大団円にしてたのでね……ラノベだから評点甘いってのもあるんだけど。
つーかお前、一月で『乃木坂春香の秘密』と『マリみて』に触れてないぞ。

鈴:……Σ( ̄□ ̄;)!
……触れてなかったな……。
まぁ、これは個人的な好みってのがあるから、な(^^;
さ、さて、2月だー。
あえて選ぶなら、これ、「TALES」だね。
とにかく、趣味(笑)
やっぱええなぁ、いのまたさん……(うっとり)

扇:あー、はいはい。(無視)
こっちはかなりの豊作で、『覆面作家は二人いる』、『ドルアーガ三部作』、『ナスカ 砂の王国――地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯』、『13階段』と、いいのが揃ってる。
でも、『コブラ』がいるので、これしかないね。

鈴:やっぱりそれになるか>コブラ
で、ラスト3月!
……ってないし……(TT)
う~む、○ではないけれど「女學校」かな。
これの雰囲気は特筆ものだったからなぁ

扇:やっぱりとか言うな。
困ったなぁ……ここ、基本的に好きな作品しか取り扱ってないのよね。
強引に選ぶとして、『永遠の終り』
でも、『ぼくのミステリな日常』、『ヤマタイカ』、『失踪HOLIDAY』、『パタリロ西遊記!』、『地球へ…』等々、どれ選んでもおかしくないなぁ。

鈴:じゃぁ4月……って、今月か……。
しかし、こうして目録を見直してみると、いろいろ読んだなぁ、としみじみ思うよな。

扇:いろいろ読んで、いろいろ書いたな。
改めて聞くが……このブログって、思い付きで始めたんだよな?

鈴:うむ。仕事の関係で「ブログ」なるものを知ってから、こっちから持ちかけたんだよなぁ。
あれからもう1年以上経ってるんだよなぁ……(しみじみ)

扇:老いたな……リンリン!

鈴:誕生日は、きみのほうが1ヶ月は前なんだがな、センセン!

扇:なぁに、精神的な問題さ。

鈴:迷信的?
そんな、相棒ともあろう者が蒙昧な……。

扇:俺は、日本の伝統を食い破る男だぞ。
まー、さすがに坊主の世話にならんわけにはいかんだろうがな。

鈴:食ってるのか!? ……そんな人間やめなくても……(笑)
……って、そろそろにしとくかぁ。
だいぶ長くなったしな。

扇:早く人間になり――って、何を言わせる!
そうだな、そろそろ終わっておこう。
え~、こんな感じで五百日を越えましたが、今後も適当に誤魔化しつつ毎日書いていきますので、御笑覧下さい。

鈴:そだねぇ。
いつまで毎日更新続けるかはわかんないけど、ごひいきのほどを。
では、この辺で……