つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

……でぃすこ?

2006-04-13 20:53:52 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、短縮するとなんだかなぁの第499回は、

タイトル:ジュリエットの卵(文庫版全3巻)
著者:吉野朔実
出版社:小学館文庫

であります。

鈴:ジュリたまって、じゅりあなに似てるなぁと思ったLINNで~す。

扇:いや、そーゆー略し方はせんから、とツッコムSENでーす。

鈴:最近略すのが流行じゃないのか?

扇:そう、LINNを略してリンリンとかな。

鈴:略しとらんわいっ! この銭銭がっっ!!

扇:マニーマニーって……何かどっかにいそうな名前だな。
といった感じで、略号には問題が沢山あるわけだ。

鈴:……なんか、なんか憶えているはずなんだがどこだか思い出せないようなアフリカとかの国にいそうだなぁ(笑)
問題がたくさんあるってなぁ。
今日のネタがかなーりなかったほうが問題のような気がするぞ。

扇:あったやんか! これが!
一週間前にギリギリ見つけた作品だったがな。(実話)
ちょっとした気の迷いで、海客○言なんて話も出たし……。

鈴:おぉっ、あったな、海○宣言
南京○れ子さんのマンガがおもしろくておもしろくて……(笑)

扇:ある意味ファンに喧嘩売ってるんだが、遊びとしちゃ面白かったな。
サドの陽子とマゾの景麒の話だったっけ?

鈴:いや、サドの珠晶とマゾの供麒の話だろ。
……って両方あるがな(笑)
まぁでも、陽子はとことんサドだったけど、珠晶は年相応なところもあったりはしたがねぇ。
それにしても、ぐ○子さんの絵は強烈だった……。

扇:ギャグ漫画はそれでいいのさ。
で、十二国記アンソロジー本の話は置いといて、だ!
次々回の少女漫画の紹介はどうするよ?

鈴:……それを言うでない……。
本気で何にしよう、って考えてしまうではぬぁいか。

扇:だから、昔の作品読めよ
いずれ紹介するかも知れんと思って、スケバン刑事はちゃんと取ってあるぞ。(笑)

鈴:ではそっちに行ったときにでも読破しておこう。
って、マンガのほうも「おまんら、許さんぜよ」とか言うのか?

扇:言わん。
つーか、また第464回のアレを繰り返す気か?
フッ……500日万行を前にして、貴様も衰えたか。

鈴:なんだ、言わんのか……(ちっ)
衰えた? ……ふっ……、そのとおりっっっっ!!!!

扇:否定せんか、このたわけっ!!!!

鈴:このくそたわけぇっ!(ずんぐりむっくりの髭おっちゃん)ではないのか、つまらん……。

扇:誰がハンプティ・ダンプティだ。
まったく……どうしてジュリ扇からここまで話がこじれるんだ。

鈴:はて?
まぁ、よいではないか、こじれまくるのはいつものことだ(笑)
……で、なんかいつもより早い気はしないでもないが、ストーリー紹介にでも行くかねかねかね。

扇:そうだな。
我はそうしてもよいよいよいよい……。
(←↓→KK)

鈴:うむ、では、ストーリー紹介ということだなだなだなだな。
……では、双子の兄妹の近親相姦もので、どちらかと言うと妹の成長物語になるんかなぁなぁなぁなぁ。
(中K小P↓小K中P)

扇:そうなんだがだがだがだが。
妹が兄を吸収してしまう話とも言えるぞ……実はこの作者、こういう話が多い多い多い多い……。
(PPKK)

鈴:そうなのかのかのかのか?
でも、吸収ってのは納得かなぁ。最終的には霊魂まで吸収したし~し~し~し~(爆)
(←→PP)

扇:をい、それを言っちまうかうかうかうか……。
で、いつまでアナカリス喋りを続けるのかなかなかなかな?

鈴:……そろそろやめるか……。王様もつらいのぅ。
では、とりあえずに何となくストーリー紹介はしたから次はキャラ紹介だな。

扇:んじゃ、その前にCMね。


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つれづれ読書日記、思ったよりは進化中


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鈴:では、主人公でヒロインの蛍(光りません)
兄がシスコンなら、こっちはブラコン。初っぱなから兄を恋人と友人にのたまう天然系美人。
友人曰く、「顔はいい」のでモデルとなったりするが、何となく、やっぱり女のほうがしたたかだよなぁ、と思わせてくれるひと。

扇:不思議ちゃんなキャラクター……だったが、兄貴を吸収し始めた頃から豹変、毒を撒き散らす可愛い子になりました。(笑)
ソフトな表現を使うなら、二人しかいない世界を破壊して自我に目覚めた娘。
でも、この子の変わり方って……何だかなぁって気がしないでもない。
天然ボケ時代、酔った状態で下田のことを、「てんしさま~」と呼んだのは笑えた。

鈴:まぁ、髪切ったことだし。
さて、次は蛍の双子の兄のミナト
……なんか、書いてるとホントに水っぽい感じがしてきた……。
100%蛍に染まってるし、だだ漏れだし……ってキャラ紹介じゃないな、これ。
と言うわけで、重度の……いや、原子力発電所並に重度のシスコンオーラを撒き散らす青年で、自立しようとして距離を置く蛍に捨てられたと思って自殺してしまうひと。

扇:オチを言うな、オチを。
世界に蛍一人な人……これ以外に言いようがない。
計算はきくし、頭も回るが、能力的な部分を生かし切れていない憐れなお方。
そもそも、ずっと蛍と一緒に卵の中にいられないことに気付かないあたり……天は二物を与えなかったということか。

鈴:気付いてないと言うか、気付きたくないと言うか……。
まぁよい。では、次に、このマンガ中、最強の常識人(?)にして、いい感じだけど、どう考えても蛍は選ばないであろうメインキャラのひとり、下田くん。
(下の名前あったっけ!?)
蛍とおなじ美大に通う老成街道まっしぐらなひとで、蛍が自立するきっかけを作ったひと。
しかしっ、こいつより、日の丸のほうが存在感があるのは言ってはいけないのだろうか。

扇:言わないでおいてやれ、悲惨だから。
最初の頃は、蛍と水の中間点にいる神様キャラかと思われたが、途中から蛍に傾倒、おまけに、過去に惚れてた人物まで登場し、人間となって終わった。
基本的に善人、水の友人をやれる図太い神経、酔った連中をシメる勢い、等、スペックは最強に近い……が、親切以上の領域に踏め込めないでいるので、
いい人
で終わるタイプの典型。
にしても、最後に蛍に言われた生まれながらの飼育係ってのは、辛辣だが当たってるなぁ。(笑)

鈴:いいひとって言うことは草薙剛なんだな、うむ。
……っと、キャラ紹介はこんなもんかなぁ。
他は、まぁ、脇も脇、むだ毛剃るぜ! ってなくらい脇だからなぁ。

扇:お前、酔ってるだろ。

鈴:当然っ!
いつものことだ。

扇:下田に惚れてて、何かと蛍に絡んでいたら、いつの間にか逆に絡まれるようになってしまった美大の娘は可愛かったぞ。名前忘れたけどな。

鈴:駒子だ駒子!
名前忘れてやるなよ。いくらそれっぽく書いてても、出てきたときから報われないことがわかってしまうかわいそうなキャラなんだからよ。
……さて、では今週の木曜劇画劇場は幕であります。
文庫で3冊、お手軽な作品ではありますが、いまどきの絵柄に慣れてるとう~むな感じではあるけれど、突っ込みどころはけっこうある作品なので、「ふっ、私はストーリー重視じゃぁ!」なひとにはよいかと思われまする。
では、この辺で、さよな~ぁ~ら~

扇:苫子ぢゃなかったか?
って、君もかなりひどいことおっしゃってますな。
実は……蛍と水の関係の背後には、別の毒があったりするのですが、それについては読んで確かめてみてやって下さい。
つーか、血って争えないよねぇ。
では、この辺りで閉幕致します。さよーよなら~



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