オトギリソウか?と思ってしまって嬉しくて
オトギリソウ
50年ほど昔まではこの野の花は人里離れた山の野に咲いていて、傷にすばらしい薬効のある薬草と信じられていました。
私は山の集落に住む友人から乾燥したこの薬草をもらって45度の焼酎に漬け傷薬として大事に大事に使っていました。本当に良く効いたんですよ、この薬をつけると傷は化膿しないし治りもすごく早いのです。
でも、今はすっかり人々から忘れ去られています。優れた傷薬や便利なカットバンなどが出来たからです。
私はいつも近くの里山を歩きながらあの神秘的な薬効のあるオトギリソウをさがしていましたけどそれらしい野の草は見つけらず、ついにはこんな近くの里山にはないものとあきらめていました。
ところがこの秋に山の尾根道でこの花を見つけたのです。友人にもらった乾燥したオトギリソウの葉とそっくりの葉をしています。そしてオトギリソウの花は黄色だと聞いていました。ついに見つけたオトギリソウです。心が高揚して嬉しくてたまりませんでした。
ところがそれはとんでもない思い違いでした。がっかりしてしまいました。家に帰ってネットのウィキペディアで調べてみたらオトギリソウの花はこんなとありました。私がオトギリソウと思ってみた花とは全く違います。ほんとがっかりしてしまいました。
植物のことなど何も知らない惚け爺の阿呆な一幕でした。でも、さて、この花の本当の名前はなんなんでしょうね?。奇麗な黄色の花がいっぱい尾根の道に咲いていたんですよ。