さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

 山の道は私の命です (なんかどこかで聞いたことありますね)

2015-04-30 | 日記


 空は青いし花も咲いている



 尾根筋に咲く山桜は一目千本のソメイヨシノの華やかさはないけど誰にも媚びずにさわやかに青空に咲いて美しい。



 
春の陽に輝いている新緑も



 
小さな柴の木に小さな花をいっぱいつけている小さな桜の花も美しい



 独り歩む山の道は楽しくて心が明るくなります。私の名は「山太郎」です、山の道を歩んでる時の私はたった独りで生きている仙人の心なんです。

 里にいるときのいろんな楽しみや喜びや悲しみや憎しみや怒りや恐れや落胆やがみんな洗い流されて山太郎の心は澄んで優しく美しくなるんです。

 今日もすばらしい晴天です。山が私を呼んでいます。

西隆寺乙女三十三観音は優しいお姿でおわします

2015-04-29 | 日記
 
「一バン 哀切かんのん 」


 
 人生それぞれに悩み悲しみはあるけれど優しい心でお救いくださる観音様なんでしょうか、板に書かれている墨書を私はそう読みました。カメラを向けて拝する私を微笑んで迎えてくださいました。

 
「廿一バン 姿見かんのん」



 迷いの心があったら素直に自分の心姿を見直してみましょう。あなたにもおだやかな姿のあなたの道がありますよ。優しいお姿の観音様の教えです。

 三島町西方の西隆寺にはこのようなお姿の三十三体+一体の観音様がおわします。それぞれの観音様にはみなお名前があって優しいお言葉の墨書が心を安らかにしてくれます。

 この三十三体の石仏群は昭和45年(1940)頃この寺のご住職でいらっしゃった故遠藤大禅さんが発願され、当時20歳台の若い姉妹の石工師さんに依頼され長い年月をかけて完成されたと聞いております。

 私は一体一体の優しいお姿を拝しながら1時間30分ほど夢中になって撮影しました。

 いや~、撮るのも、写真を整理して投稿するのも年ですので少しばかり疲れました。でもすごく楽しい1日でした。たぶん美しくて優しい観音さんが、少々は地獄行きの原因も作っていないわけではない私ですから閻魔大王さんの前でヘドロモドロしてる私を助けて上手に極楽につれていってくれると信じて今日の心はは安からです。

 栃木のご夫婦と一緒に私

2015-04-26 | 日記
 只見川第三橋梁を渡る電車を撮りました



 久方ぶりに晴れた早春思い立ってJR会津只見線只見川第三橋梁を渡る電車を撮ろうと出かけました。
 この鉄橋を電車が渡る時刻は、宮下駅で9時10分頃に上り電車と下り列車が入れ替わることが分かっていましたので上り電車が9時5分前後、下り電車が9時15分頃だろうと考えていました。

 私は、8時30分頃この鉄橋を望遠出来る宮下と高清水の間のスノーシェットの高清水側終わりに近いところにつきました。
 近くに車を駐車出来る場所があるんですけど車3台分くらいのせまい場所です。それにスノーシェットから鉄橋が望遠できる場所は前に立木があってカメラをセット出来る場所はごく狭く限られていました。

 8時50分頃にはここが一番いい場所かなと思うところに三脚を据えて電車を待ちました。8時55分頃でしょうか後ろで女の方の声がするのです。振り返ってみると止めた車の助手席の女の方が声をかけているんです。

 聞いて見ると「主人と一緒にこの鉄橋を渡る電車を撮ろうとやってきたけど何時頃電車が渡るんですか。」といううことでした。時刻の予想をお教えすると「一緒に撮らせて頂けますか」とおっしゃって三脚に付けたカメラを持ってお出でになりました。

 「どちらからお出でですか。」とお聞きすると「栃木からです。」ということでした。
 私は遠くからわざわざお出でになったことに心を打たれて「ここいい場所なんです。私は地元ですのでこの場所から撮って下さい。」と三脚を隣の場所に移しました。ほんとはいい場所を見つけて三脚を据えるにはちょっと時間がいります。電車の来る時刻は迫っていますからとっても喜んで下さいました。


 お二人さんはこれから写真を撮りながら只見まで行って60里越えを越えて新潟県小出まで今日はお出でになるということでした。私も只見は古里ですので只見川沿いのいろんなこと話しました。ちょうどブナの新緑が萌え初めていました。


 たったひとりで15分も電車がくるのを緊張して待つのはつらくて長く感じますけど、こうしてお仲間とお話しながら待つのは楽しいです。

 「ああきたっ」 「来ました」
美事に上りも、下りも撮ることが出来ました。

撮り終えて車にお乗りになるお二人さんに「楽しいご旅行を」という私に「有り難うございました」とおっしゃるご主人に奥様は笑顔で私に「お大事に」とおっしゃいました。

 う~む、しばらくぶりに若返って年を忘れて楽しい時を過ごしたわたしですけどもやっぱり奥様には年を見破られていたんですね。暖かい敬老のお言葉でした。残念・落胆しましたけども、楽しいひとときを過ごせたんだからまあいいかと自分を慰めました。

 全山新の頃、紅葉の頃、新雪の頃もきて撮らなくては思っています。

 野に咲けば水仙の花だって野の花よ

2015-04-24 | 日記
  
思わず可愛くなってシャターを切りました



 しばらく雨の日が続いていたんですけど天気予報が晴れということでルンルン気分で山に登ってきました。


 高寺山の登山道の入口です。なんにもない原野の向こうの森に新緑が輝いていました。今日はいいことあるかも知れない。そんな気分でしばらく登っていると原野の中にたった二株の水仙が美しく咲いていたのです。

 「恋すればあばたもいくぼ」などといいます。普段は家の周りいっぱいに咲いている水仙など見向きもしないのに「綺麗だ」と嬉しくなって撮りました。

 今日はね、たぶん「イカリソウ」と「ヒトリシズカ」の花が迎えてくれるといそいそと山の道を登っていったんですけど時期を間違えました2週間ほど早かったんです。雪が消えたばかりでまだ芽が出ていませんでした。

 でも山の道を歩けば何かしらいいことがあるんです。枯れ沢に綺麗な雪解けの水がいっぱい流れていましたし・・・
 
ちょっと遅かったんですけど林の中にいっぱいカタクリの花がさいていました


 
キクザキイチゲの花も可憐に咲いていました



 この木なんの木なんでしょうね。尾根筋に天に届く程まっすぐに枝を伸ばしています。たぶん切り株からのひこばえが競いあって長い年月かけて伸びたんでしょうね。大きくてすっきりした姿でした。あれっこれって山の神さんかななどとふと思ったりしました。



 「ヒトリシズカ」にも「イカリソウ」にも会えませんでしたけど楽しい2時間ほどの散策でした。明日はどこへ行きましょうか老いの身が楽しみです。

早春の峠道、かさこそと落ち葉を踏んで登ります。

2015-04-23 | 日記


 取り上げ峠の頂上です。高寺山への登山道なんですけど私はここから右に折れてスキー場いくんでです。

 道々に咲く野の花が目を楽しませてくれます。葉の落ちたミズナラなどの乾いた林の中などにこの花が咲いています。キクザキイチゲです。



 取り上げ峠の頂きからスキー場ちょっといったところの林は少し湿りを感じます。ショウジョウバカマがいっぱい咲いています。



 今日は晴れたり曇ったり、午後は山で遊んできます。「山太郎」ですから。ヒトリシズカやイカリソウが迎えてくれると思っています。