さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

母ガモを亡くしたカモの家族じゃなかろうか

2012-12-29 | 日記
 コガモの群れが緑地公園に来て賑やかになったんですけど、



昨日の散歩で銃猟に追われて姿の見えなくなっていたカルガモの家族が帰ってきているのを見つけました。嬉しかったです。

 でも、その家族は11月の銃猟解禁前の様子とははっきり違っていました。

 銃猟が解禁される前の家族は泳いでいるときも飛んでいるときも子どものカモはいつも母ガモについて一列でした。私についておいでという母ガモが中心の家族でした。





 一か月後に帰ってきたカモの家族は泳いでいる時も飛んでいる時もバラバラです。母ガモがいないんです。





 銃猟者が近づいたとき危険を感じて先頭になって飛び立った母ガモは見事に撃ち落されたんじゃないでしょうかね。平和なカモの家族を突然に魔の時が襲ったんだと思います。

 母ガモのいるカモの家族は安全な場所に飛んでいって3月まで帰ってきません。母ガモを失ったカモの家族は安全な場所を知らないのでひっそりと緑地公園に帰ってきていたのだと思います。

 幸いなことに例年より早い積雪で公園の対岸の堤の向こうの道は車が通りません。どうかこのままこの家族に銃猟者が近づかないでほしいとじじいは願っています。公園は立札があろうとなかろうと銃猟は禁止されていると思うんですけどどうなんでしょうね。

山も野も集落(むら)も吹雪につつまれて

2012-12-28 | 日記


 凄い寒気の吹雪にかじかむ指が痛いようでした。でも吹雪につつまれた集落にレンズを向ける私はなんだか楽しかったんです。

 私の古里只見は積雪2メートルを超す豪雪地帯でした。子供の朝の仕事はツルかんじきを履いて隣の家まで雪を踏んで道をつけることでした。

 吹雪はふる里に帰ったような気がして嬉しかったんです。


ツルかんじきは、大きなかんじきのつま先に長い紐をつけて片方ずつ手にもって右左と足を持ち上げて歩くかんじきです。道踏みに使いました。

吹雪いてる空に男らが仕事してました

2012-12-27 | 日記


 吹雪の中の町を散歩して帰ってくると、家のすぐ近くのコン柱の上で男らが架線の工事をしていました。散歩に出るときは何事もなかったんですから何か事故がおきたんでしょうね。

 ときおり襲う激しい吹雪の中で見え隠れする男たち、あの高圧電線の何千ボルトかの電流は生きていると思います。

 工事は細心の注意と勇気がいると思います。きびきびと働く男たちの姿は見事で美しく感動しました。少しでも早く完全に工事を完了しなければという男の使命感なんでしょうね。 

柿の木のムクドリ一羽が嬉しくて

2012-12-26 | 日記


 皆さんに見えるかな、写真中央のちょっと右に一羽のムクドリが止まっているんです。
(私のカメラではこれしか撮れないんです。レンズが135mmでいっぱいですから)

 糸桜里の湯にばばちゃんを送っていく途中でばばちゃんは言いました。
「こんなにたくさん柿の実があるのにムクドリが一羽も見えない。どうしてなんだろう」
「柿の渋がまだ抜けないからさ」と軽く答えておきました。

 そのあといろんな人から「ムクドリがいない、どうしたんだろう」という声を聞きました。

 秋口にはあんなに群れていたムクドリがどこへ行ってしまったんだろうか、ほんとに見えなくなってしまったのです。なんだか不吉に感じました。

 でも、昨日の散歩で、あの柿の枝に止まっているムクドリを見つけてほっとしました。ムクドリが帰ってきたんです。

 渋柿のみしらずの渋が雪で抜けたことをちゃんと見抜いてムクドリが帰って来たんです。安心しました、嬉しかったです。

望遠レンズが欲しいなと調べてみたらキャノンの300mmで、f/4が20万5千円、f/2.8ならなんと107万4千円 これは年金でかすかす暮らしているじじいには夢の世界です。