さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

黄砂って怖い 広い野をマスクしての散歩です

2021-03-31 | 日記

西の空の下を厚くもやって襲ってくるんです。

 

そしてまわりは一面の黄砂で覆われてしまうんです

 

でも、ふと流れのほとりの土筆を見つけました

 

「つくしたれの子すぎなの子」
嬉しくって黄砂を忘れてはらばって撮りました

ぽかぽかとあったかい日に
どてのつちそっとあげて
つくしのぼうやは目がさめた

つくしたれの子すぎなの子

88年前私が小学校1年の最後の頃お習いした詩ですよね。土筆を見るとまるで昨日のことのように思い浮かぶんです。黄砂のこと忘れて夢中で撮りました。

「つくしのぼうやがのぞいたら外はそよそよ春の風」懐かしいです。


やわらかな春のそらに

2021-03-30 | 日記

心惹かれてシャッターを切ったんですけども

 

ほんとうはもっと暖かくやわらかく綺麗な空でしたけど安物のカメラと私の腕ではどうにもなりません。昨日の散歩で撮ったんですけどもあきらめます。どもなりません。それに今日はすごくもやった黄塵です。ちょっと怖くて散歩はとりやめです。投稿もね。


桜の開花はまだ遠いんですけども

2021-03-29 | 日記

堤の土手には小さくて目立たないんですけど
キバナノアマナの花があちこち綺麗に咲いています

 

集落の道路も明るくなりました

 

旧宮川のどてもすっかり春になりました

 

今日の散歩はズボンを白の作業ズボンに履き替えてシャツも1枚脱ぎ捨てて軽やかな気分で農道の散歩を愉しみました。でもコロナが怖くてまったく人に会わない場所なんですよ、ワンちゃん大好きな爺いです、ほんとうはいつも2頭の秋田犬と一緒の馴染みの方にお会いして「アキタっていいですよね」とあいさつを交わしたいんですけど寂しいんです。

せめて高齢者だけでも早くワクチンを打って欲しいんですけどね。

 河野太郎ワクチン担当大臣様頑張って頑張ってくださいよ、期待しているんですから


この花をみつけて嬉しくて

2021-03-27 | 日記

アズマイチゲ?・キクザキイチゲ?・
アズマイチゲの花だと思うンですけども

ずっとずっとこの堤の土手を何年も散歩しているんですけどこの綺麗な白い花が何輪も咲いているのを見たのは初めてなんですよ。びっくりしたんです、嬉しかったんです。私の大事な思い出の花ですから。

この花を見ると幼い頃暮らしていた山峡(やまかい)の古里小立岩(こたていわ)の春が思い浮かぶんですよ。小立岩という集落はうしろに穏やかな標高300mくらいの愛宕山があり前に険しいがんくらの標高1000mほどの険しい岩倉山があってその下を檜枝岐川が流れている幅200mくらいの狭い居平に10数軒並んでいる小さな集落なんですよ。

その集落には茅葺き2教室の小さな小学校校舎があって私は1年生から5年生まで通っていたんです。全校児童60人同級生は私を含めて男3人女3人の6人でした。

集落の南側の険し岩倉山です。5年前89歳のときの12月免許証を返納する前の記念に4時間ほどのドライブしで訪れたときに撮った写真「です。

小立岩の春は温かくなった4月、岩倉の山から轟音と雪煙を立てて落ちる底なだれで明けるんですよ。雪崩が落ち始めると必ず子供のうちたれかが気づいて「なだれだ-」と叫ぶのです。すると子供達はみな道に出てその豪快で勇壮な雪崩を見つめるのです。雪崩はやがて水しぶきをあげて檜枝岐川に落ち込んで川をつききってこちらがわに先端がもちあがります。すると子供達は歓声を上げて雪崩の先端に駆け寄ります。雪崩の先端には川で泳いでいたイワナやヤマメやハヤなど魚が雪にまみれ上がっているんです。

争ってそれをつかみとるのです。でも危険なんですよ檜枝岐川の流れが雪崩の雪でせき止められてダムができています。ダムが決壊するとき危険なんです。でも大丈夫なんです。年上のがき大将が観察していて危なくなる前に「上がれー」と叫ぶんです。がき大将というのはそういう優れた智恵をもったものが自然とみんなに認められてなるんです。ですから親たちは子供達信頼していました。集落の伝統なんですよね。ですから親たちは子供達仲間を信頼してまかせていたみたいです。干渉しないんです。

豪雪地帯ですから雪は4月いっぱい残ります。5月になると雪は急速の消えてゆきます。そして普段は水が流れない枯れ沢に山の谷から雪融けの綺麗な水が音を立ってて流れてきます。そのほとりにこのアズマイチゲやカタクリやスミレが咲きみだれるんです。

幼かった時のそういう嬉しい春の思い出をアズマイチゲの花は94歳の爺いの思いを蘇らせてくれるんです。嬉しいんです