どうしたんでしょうか、今日の午後の散歩は雨の中でした。
おとといなど零下何度かの厳しい寒さで「台所の窓が開かない」とばばちゃん(家内)が叫び、冷たい霧が午後まで晴れず、集落の木々には霧氷の花がついていました。それが今日の午後は雨になっているんです。
テレビでは盛んに気温が4月中旬並みの暖かさなどと報じられ、上着など脱いで熱い熱いなどおっしゃる男の方の姿などが写しだされています。私たちの町は雪国ですから残雪がいっぱいでまだ寒いんですけど雨が降っています。真冬の雨です異常気象なことには変わりありません。
地球温暖化・・やむを得ませんね。地球上の人間みんなで化石燃料を燃やし車を走らせ工場の機械を動かし高炉で製鉄をして熱い廃棄ガスをいっぱい出していますから地球を取り巻く大気が温かくなるのは当然です。どこかの国の廃棄ガスに汚れた空気が私たちの町まで流れてきて遠くの山が霞んで見えなくなったりするんですから・・
私が子どもの頃「竜巻」などという恐ろしいものが空から下りてきて家まで空に巻あげるそんな出来事がどこか遠い国におきている。怖いよなどと聞かされていました。それが今は日本のあちこちに起きている。異常気象です。怖いです。
でも今は毎年のようにこんな気象が続きますから異常気象ではなくてこれが普通の気象なのかも知れませんね。
ついでに90歳爺いのたわごとを言わせて貰えば、毎朝朝ドラなどをばばちゃんと一緒に楽しませて頂いていますけど、今の世情を移しているんでしょうけど今のお若い方々の喜び悩み悲しみが爺いにはまるで別の世界のように思えたりする時もあるんです。豊かで平和なんですよね。
今のお若い方々には「ちゃぶ台返し」などということを聞いてもなんのことかお分かりになりませんよね。むかしむかし80数年ほど昔、狭い6畳ほどの畳敷の茶の間で両親と子ども5人ほどが小さなちゃぶ台と言われる座机を囲んで食事をするんです。一家の幸せのひとときです。ところが家長である父親がななにか不満があってかんしゃくを起こし食事の最中いきなりそのちゃぶ台をひっくりかえすことがあるんです。母親も子どももすみませ~んとしゅーんとするんです。私はそんな経験をさせられたことはありませんけど、よく聞く話ではありました。家長と言われる人の権威がこんなにも厳しく強かったといううことなんでしょうか。
今私は、ばばちゃんと二人ですから、強いて言えば私が家長なのかもしれません。その私はばばちゃんの調えて呉れた食事を有り難く頂戴し、そしてばばちゃんのいろんな話を実は聞いてはいなくても「うんウン」うなずいているんです。「ちゃぶ台返しなど夢にも出来ない,家長の権威など少しもない家長はだらしない」などというう方もいっらしゃるかも知れません。でもとんでもありません今の私にはこれが一番の幸せなんですよ。どこかでお偉い方が「今の日本の家庭のあり方がよろしくない、しっかりと考えなおし指導していかななければならない」などとおっしゃる声を聞いたことがあるような気がします。とんでっもありません私は私の家族のあり方を他の方からご指導を頂くなどごめんして頂きたいと強く思っているんです。
雨の散歩からくだらんことまでだらだらと書いてしまいました。ボケ爺いのぼやきです。ごめんなさいね。