さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

 昭和とはどんな眺めぞ花遍路

2013-08-31 | 日記
これは作家早坂 暁さんの父上俳号壺中(こちゅう)さんの詠まれた句です。

 この句を主題にしてNHKで毎週一回ずつ19回に渡って放映された連続ドラマ「花へんろ」は私の大好きな物語のひとつです。

 四国松山近くの遍路道にある大きな商家「富屋勧商場」を舞台に大正12年(1923)の関東大震災から太平洋戦争が終わる昭和20年(1945)までの庶民の悲喜こもごもが桃井かおり主演、渥美清の語り、そして懐かしいたくさんの方々の名演技で演じられております。

 
 私は1927年大正が昭和に変わって10日目の正月3日の生まれで、終戦の時は18歳でした。だからこの物語は私の生まれてから18歳までの思い出の数々と重なっているんです。ああそうか、そうだったなとしみじみと懐かしくそして心が打たれるのです。

 昨日一ヶ月にわたって何回目かに楽しんだ「花へんろ」が見終わりました。まだ私は「昭和とはどんな眺めぞ花遍路」の物語の中にいるようなおかしな気持ちでいるんです。

 古きよき時代がすべていいわけじゃないんですけど、私の寝室にはブラウン管のテレビと古い昔のビデオデッキがあって今でも生きております。ブラウン管の映像がやわらかく深みがある、なんてはいいませんけど86歳のじじいはこれで古い昔を楽しんでいるんです。


赤くさびたリフトに遠く輝いた日々をなつかしむ

2013-08-30 | 日記


 ここね、今は背丈を越える萱野ですけど、遠い日の白銀の尾根に色鮮やかなスキーヤーを運んだリフトの鉄塔なんですよ・・・

 暖冬で閉ざされて20年近くなるスキー場です、眼下に見えるあの町を見おろしながら二人で滑り降りたあの日々も遠くなりました。

 赤くさびたリフトの鉄塔を見ながら老体のじじいが独り遠い昔を懐かしみました。ただずんで呑むスポーツドリンクがおいしかったんですよ。山の尾根に涼しい風が吹いていました。 

懐かしい思い出にススキがそよいでおりました

2013-08-28 | 日記


 久方ぶりに初秋の山、旧町営スキー場にいってきました。すすきがいっぱい、初秋の空は澄んでいました。

 20数年まえ60歳の定年で退職したあと趣味を兼ねた新しい仕事につきました。そして仕事が終わるといつもこのライトの下でナイターのスキーを楽しみました。いろんな友達もいたし、スタイルのいい女の子はナイターのライトの下ではいっそう美しく見えるし、それなりのいろんな思い出があるんですよ・・

 
いろんな思いを懐かしみながらゆっくりゆっくりススキ野の斜面を登りました


 
少し早いけど萩の花も咲いていましたし・・




 
山のキキョウも・・




 黄色いオミナエシも・・
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 葛の花も咲いていました

楽しい1時間半の山遊びでした