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先日、日本で飼育されている鶏のハックルを縁あって頂きました。色はブルーダン、ブラックに近いブルーダン、グリーンウェルに近いハニーダン。
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ファイバーは伝統的なOld English Gameよりもやや細め。フワリとした感じのものです。
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そのハックルを使ってハックルに合わせた10〜12番の大振りの鈎に毛針を巻きます。
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英国パートリッジのアップアイドライフライ鈎。捻りが入っているのがお分かりになると思います。
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これは他の色のハックル、グリーンウェルに近いハニーダンを巻いた10番。
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これら毛鉤を持参して小田原の早川に初めて行ってまいりました。
小田急線で小田原まで、そこから箱根登山鉄道に乗り換えて二駅目の風祭駅で下車。そこから徒歩で15分くらい歩きローソンで日釣券を購入、ローソンから少し歩くと入渓出来ます。
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朝8時くらいに到着しましたが既に多くの車が停まっておりあちこちに釣り人の姿が見えます。
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関東近辺の釣り場では仕方がない光景。その中で空いている場所を見つけて入渓。
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今回持参したのはW.F. Hardy 8'6''。1968年7月製造のもの。それに昔買ったHardyのDT5Fのオリーブ色のライン。リールは最後期のPerfect 3 3/8。リーダーは大きな鈎に合わせて3Xの9フィート。ロングティペット、しかも6X以下を常用されている方が見ると、如何にも啓蒙されていない初心者の道具立てに映るに違いありません。然し乍ら、今回はこの大きな毛鉤を出来るだけゆっくりと水面上を這う様に飛ばし、魚にアピールしながら釣るのが主題。そのためのW.F. Hardyであり、太くて大きな毛鉤をコントロールするのに適した長さのリーダーなのです。毛鉤を水面上に長く浮かばせることもあまり考えておりません。
そして入渓出来た場所で毛鉤をゆっくり飛ばしていると、まず最初にハニーダンの10番毛鉤に魚が出ましたが、着水後少し経って魚が浮き上がって咥えるさまが見えたことで興奮してしまい、痛恨の合わせ切れ。毛鉤を持って行かれてしまいました。
暫く釣り場を休め、毛鉤をブルーダンのものに替え、再度水面上に毛鉤を這わせる様に飛ばし魚にアピールしつつ何回か投げていると、毛鉤を水面に置いた瞬間魚が毛鉤に襲いかかりました。今度は冷静に合わせをくれると魚はジャンプ。何度か抵抗してW.F. Hardyを曲げてくれたのはこの虹鱒でした。
その後は残念ながら続かず、朝は寒かったのに日が差すと気温が上がりジャケットの下は汗まみれ。午前中で釣りは終了し、また一時間半強電車に揺られて帰宅致しました。
さて、今回の釣りですが、ハニーダンの方は朝の陽光が弱い時にハヤの襲撃を何度も受けるなど、魚にアピールしていた様でした。ブルーダンの方は日差しがあっても魚にアピールしていた様です。フィッシングプレッシャーが高い場所で水面に魚を寄せられただけでも効果はあったかと思いました。
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1968年のW.F. Hardyの竿袋はグリーン・オリーブ色。70年代になるとブルーの袋になります。グリーン色の袋に入ったW.F. Hardy 8'6''は「いい竿だから決して手放してはならない」と言われましたが、確かにキャスティング、ラインコントロールがやり易いHardyの竹竿の最後を飾る名竿だと思いました。
この毛鉤は 茜ですね? 金鶏のティペットにゴールドリブ ダンカラーのハックルということは…小平様のハックルでしょうか?
私も現在 来シーズン使うドライフライを今年から更に一歩進めて 全ての作り方を英式に作り替えてます。フリーストーンの川しかない岐阜の渓流には向かないだろうと思って作るのを躊躇っていましたが 皆様の作例を参考にさせて頂き 精進して行きたいと思います。
コメント頂き大変ありがとうございます。
種々ご存知の方にはハッキリとお分かりになるもので、ご理解の通りです。
毛鉤にし、実際の魚釣りに使ってみて色々と考えていきたいと思っております。通常のシーズンは終わってしまっているのが問題ではありますが。出来るだけ実地で使い、これからの釣りに向け、結果をベースに考えを巡らせて行きたいと思っております。
茜のボディに巻くティペットのファイバーって、巻きにくいんですよね。
でも、ファイバーと逆方向にリビングを入れていくとイイ感じになって何ともいえない色合いになりますね。
早川、行かれたのですね。
海からいくらも離れていないところで、駅から歩いてあの釣り場というのはなかなかないです。
大物もいるみたいで。
相変わらずお持ちのカメラ、緑の発色が素敵です。
コメントを頂き大変ありがとうございます。
早川。行ってまいりました。
全然その存在を知らなかったのですが、会津大川の関係情報をネットで見ておりましたところ、リンクを辿り早川の情報に行き着きました。電車の乗り換え一回で行けるというお手頃感と冬季C&Rに惹かれた次第です。
おっしゃられる通り、ティペットのファイバーは中々巻きづらいのが玉に瑕ですがなんとか幾つか巻いてみました。機会を見つけて実験を続けたいと思います。