名南将棋大会ブログ 名古屋

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万年級位者を脱出するために(4)

2018-01-04 | 将棋上達法則
今日の話で最後、どうやったら習慣化できるか、という話です。

自分はこういう性格だから、とかこういう棋風だから、とかそれは結構思い込みによるもので、変えられます。
三日坊主だから続かない、なんていうのも思い込み。性格は習慣で変えられます。
棋譜をつけるなんて面倒なことはできそうにもない、始める前にはそう思うでしょうが、いつものことになれば、棋譜をつけないと気持ち悪くなります。だから私は眠くてもその日のうちにつけます。

習慣化するコツは最初のハードルを小さくすることです。
棋譜並べなんかやったことがない、という人ならば、まず盤駒を机の上に並べましょう。あるいはパソコンかスマホか、棋譜のソフトを手に入れて、インストールしましょう。プロの棋譜を手に入れて(新聞か書籍かネットでも)準備します。
最初は10手で良いです。棋譜の通りに並べてみましょう。簡単だからと言って、欲張らないほうが良いです。初日はここまで。盤駒は出しっぱなしにできれば楽です。ソフトなら途中で名前を付けて保存しておきましょう。
2日目は続きで10手。
3日目はまた10手。
4日目も10手。
3週間続ければ習慣になるそうです。3週間たたずに並べ終わったらまた初めから。先手後手を逆にして並べるのもよいですね。
3週間たったら手数を伸ばします。15手でも20手でも良いです。

10手を並べるなら2,3分でしょう。もし物足りないと思ったら、手数を伸ばすのではなく、10手を思い出しましょう。頭の中で並べられますか?

テレビを見ながらでもできます。いつやってもよいのですが同じ時刻のほうが良いですね。一番良いのは朝一番にやることです。寝る前にと思うと疲れたからやめておこう、と考えてしまいます。

さて、出来ましたか?それが万年級位者を脱出するための第一歩です。強くなった自分を思い浮かべて少しずつ続けてみましょう。

そうそう、カレンダーに丸印をつけると、今日も続けようという気になりますよ。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2018-01-04 13:05:19
将棋上達法則、楽しく読ませていただきました。
今回の話の中にネット対局をやらないとありましたが、対局不足と感じることはありますか?
よく棋士の先生方は実践を多く積むことが上達の近道と仰る方が多い気がしますが、そういったものと合わせてお答えいただけたら幸いです。

また有利な局面から勝ち切る力はどんなトレーニング方法があるか、もしありましたらご教授ください。
Unknown (関)
2018-01-05 18:02:35
コメントありがとうございます。
対局不足だからといって、早指しを数多く指しても力にならないのでネット対局は避けています。
秒読みが弱い(持ち時間を余すので秒読みの経験が少ない)ので、ソフト相手に秒読みの練習をするようになりました。1日1局と決めて、ちゃんと局後の検討をしています。
やはり人間相手のほうがしっかり頭を使いますね。対局が少なければその分検討に力を入れています。
有利な局面を勝ち切るには自然な手を考えることです。やはり棋譜並べが最適だと思います。勝った方から見て並べると自然な手、寄せ方が身につきます。
Unknown (Unknown)
2018-01-05 23:33:14
回答ありがとうございます。
よく身内でネット対局を1日に1局と話したりしていたのですが、ソフトと対局すると決めておいた方が精神的にも良さそうと感じました。
棋譜並べは習慣化してきたので、プラスしてブログの棋譜も並べていこうも思います。
Unknown (関)
2018-01-06 05:15:08
参考になれば幸いです。
継続は力なり、正月にちょうどいいですね。

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