名南将棋大会ブログ 名古屋

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将棋の上達法則のまとめ(4)

2016-03-27 | 将棋上達法則
将棋に必要な能力、残りはスタミナとメンタルです。

スタミナ(体力)

脳が活動するためには酸素とブドウ糖が必要です。足りなくなれば考えられなくなります。酸素や栄養分は血液で運ばれますから、体調が関係します。健康についての状況は人それぞれですが、飲酒(脳の機能を低下させる)や喫煙(血流を悪くする)は対応しやすいでしょう。将棋を楽しむためならやめられますよね(冗談かつ本気です)。

でんぷんを消化していけば糖になり、ショ糖(砂糖)になり、ブドウ糖になります。消化吸収に問題のない方ならでんぷん質のものを食べます。ご飯でも麺類でもパンでもよいです。糖尿病予防のためには消化しにくいものがいいのですが、対局前や昼休みなら消化のいいもののほうがいいですね。昼食後に眠気がある場合は気をつけねばなりません。私のように消化能力に問題がある場合は血糖が急に上がらないように少しずつ砂糖を摂ります。(甘いものがいいからと脂肪分も含むお菓子は勧めません。また果物や代替甘味料ではブドウ糖が含まれません。)4局目になって疲れて集中力が切れると思うようなら、実はたいていの場合はブドウ糖が不足しています。昼食のでんぷんの消化が間に合っていないか、絶対量が足りていないのかもしれません。


メンタル(心理、精神力)

悪い感情のもとは恐怖心です。不安、嫉妬、怒り、などと形を変えて現れます。恐怖心にとらわれていると(技術的な)実力は十分に発揮できません。

対応策は感謝のマジックです。対局が終わったらありがとうございました、と言って終わりますね。対局に負けたとしても、なにがありがたかったですか?どんな小さなことでもいいですから、5個10個と上げてみましょう。
楽しいゲームができた、ありがとう。良い手が指せた、ありがとう。好きな戦法を指せた、ありがとう。新しい構想を試せた、ありがとう。良い手を教えてもらえた、ありがとう。悪い手がわかった、ありがとう。考える訓練になった、ありがとう。強くなった、ありがとう。エキサイティングな終盤だった、ありがとう。知識が広がった、ありがとう。自分の弱点がわかった、ありがとう。
これで負けた後でも良いイメージで次の対局に挑めます。後悔してもうやりたくないと思うこともなくなります。一日終わって楽しさが残れば成功です。

また、結果を目標にしないで、自分のできることだけを目標にして集中するということも大事です。勝敗は相手があることですし、(将棋は完全情報ゲームなので厳密にはありえないのですが)追いついたけれど不運にも勝ち筋がなかったということもあるでしょう。趣味のゲームですから、楽しむことを目標にするのが一番いいです。もっと上達すればもっと楽しくなります。(弱くなっても楽しいです。でもいくつになっても強くなれます。)



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