名南将棋大会ブログ 名古屋

名南将棋大会告知や結果のほか、
将棋が強くなるための記事を書きます。
まずは将棋上達法則を見てください。

SS1-17 居飛車穴熊に54銀型四間飛車(12)

2024-07-11 | 基本定跡の研究

先手が79金と締まった局面ですが、

65歩の開戦の筋に備えるならば、後手は82玉ではなくて84歩とすべきなのです。35歩同歩24歩同歩65歩

77角成同桂46歩同歩49角

昨日と同じように68金75歩24飛とすると、23歩同飛成22歩28竜76歩

この図の評価値は-662で後手有利です。74歩77歩成73歩成には88と が王手ですから、桂馬の取り合いにはなりません。玉頭の戦いは82玉よりも84歩のほうが優れていたというわけです。

戻って

この場合は68金引ではなくて78金が最善です。75歩に48飛

27角成の時に分岐しますが、75歩だと76歩同金47歩68飛49馬

66飛に48歩成も有力ですし、65桂同桂76馬

76同飛65銀86飛83金

94桂の飛の詰めろは受からず、後手の駒損は消えるでしょう。この図の評価値は-160の後手ペースです。

途中で分岐があると書いたのですが

27角成に64歩も自然です。47歩68飛49馬

これは後手が76歩から桂を取れます。評価値は-208で後手良し。

つまり後手は82玉ではなくて84歩としておけば、先手が65歩から角交換をねらう筋はうまくいかないという結論です。ならば先手が工夫する番で・・・は明日。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  SS1-17 居飛車穴熊に54銀型... | トップ | 次の記事へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

基本定跡の研究」カテゴリの最新記事