名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS4-1 ノーマル中飛車に右46銀急戦(3)

2024-09-10 | 基本定跡の研究

後手はただ待っているだけではだめなので

左金を寄せて玉を固めてみましょう。29飛64歩35歩

(29飛ではなくて、16歩~77角~26飛~35歩と攻めてもまあまあ戦えます。) AIに聞いてみると、こんな形での仕掛けがあると。35歩同歩同銀34歩24歩

35歩23歩成15角38歩36歩16歩

角は殺しました。42金の形が災いしています。37歩成15歩38と25飛36歩33歩

あとは互いに と金で攻め合います。34銀24飛43金32歩成37歩成66角

この図の評価値は+125でなんとか先手ペース。

戻って

35同歩と取らないで53金と待たれたら、34歩同銀35歩43銀26飛

32飛36飛51角55歩

55同歩同銀62角に26飛

これは22飛と受けるしかなく、46歩54歩66銀

63金57銀引33歩56銀74歩

後手の33歩は屈服ですが、それ以外は互いに整った形です。評価値は+122で一応先手ペース。

最初に戻って

29飛に53金とすれば、先手は35歩からは攻めにくいわけですが、

57銀引64歩46歩

先手は45歩急戦に切り替えます。後手の受けの形はいくつかありますが、42飛45歩52銀

16歩43金24歩同歩44歩

44同金45歩で、45同金には33角成同桂24飛

この図の評価値は+300で先手有利。

ちょっと戻って

44同金45歩に43金と引いても、33角成同桂31角

この図の評価値は+391で先手有利。45歩と仕掛けてからは先手有利のようです。

また、42金~53金のルートがまずいと思えば、

29飛に41金16歩51金左

という固め方も考えられます。でも金の動きで3手損はひどいようで、35歩同歩26飛34銀55歩

こんな調子で攻めて、評価値は+247の先手良しです。

というように、従来の形でも右46銀の急戦は戦えます。


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