後手はただ待っているだけではだめなので
左金を寄せて玉を固めてみましょう。29飛64歩35歩
(29飛ではなくて、16歩~77角~26飛~35歩と攻めてもまあまあ戦えます。) AIに聞いてみると、こんな形での仕掛けがあると。35歩同歩同銀34歩24歩
35歩23歩成15角38歩36歩16歩
角は殺しました。42金の形が災いしています。37歩成15歩38と25飛36歩33歩
あとは互いに と金で攻め合います。34銀24飛43金32歩成37歩成66角
この図の評価値は+125でなんとか先手ペース。
戻って
35同歩と取らないで53金と待たれたら、34歩同銀35歩43銀26飛
32飛36飛51角55歩
55同歩同銀62角に26飛
これは22飛と受けるしかなく、46歩54歩66銀
63金57銀引33歩56銀74歩
後手の33歩は屈服ですが、それ以外は互いに整った形です。評価値は+122で一応先手ペース。
最初に戻って
29飛に53金とすれば、先手は35歩からは攻めにくいわけですが、
57銀引64歩46歩
先手は45歩急戦に切り替えます。後手の受けの形はいくつかありますが、42飛45歩52銀
16歩43金24歩同歩44歩
44同金45歩で、45同金には33角成同桂24飛
この図の評価値は+300で先手有利。
ちょっと戻って
44同金45歩に43金と引いても、33角成同桂31角
この図の評価値は+391で先手有利。45歩と仕掛けてからは先手有利のようです。
また、42金~53金のルートがまずいと思えば、
29飛に41金16歩51金左
という固め方も考えられます。でも金の動きで3手損はひどいようで、35歩同歩26飛34銀55歩
こんな調子で攻めて、評価値は+247の先手良しです。
というように、従来の形でも右46銀の急戦は戦えます。
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