今日調べるのは、65歩を同銀と取る変化です。
先手は45桂と跳ねる手があるので攻撃力があるから (57銀と引く手よりも) 難しいです。定跡本では65同桂22角成同玉65飛78角
角を87ではなくて67から打つのは、25桂に56角成とできるからです。この図の評価値は-124、先手としては本に書いてある77角以外に、63歩や67歩があるので手が広いです。本の手順にしても、77角44歩同角33銀打
と進むのですが、77角56角成66飛78馬・・・以外に62角成同金71銀とするのもあって
56角成62飛成同飛同銀成
この図の評価値は-298の後手良し。あれこれ変化はあるけれど、どれも後手が指せるという感じなのです。
AIの推奨は
77角成同桂65桂 (この手で22角は74銀があるので難しい)
ここで分岐しますが、65同桂に77角
この図の評価値は-312の後手有利です。最善は88角同角成77角89飛66角成
69飛76馬64角92飛73桂成63歩
駒得で後手有利です。
少し戻って
64角には81飛 (69飛78銀・・・) ではなくて86飛だというのが (47金29桂の形との) 違いです。
86同角成同角成とするか、67飛88飛成か、まだ変化はありますが後手有利だと。
また戻って
69飛には86飛63歩同銀73桂成66歩
ちょっと不安な形ですが、これで問題ないようです。
ではさらに戻って
65同飛のほうしかないか。86飛と走った図で
評価値は-252の後手良しです。単純に85飛同飛同桂は66角の先着で後手有利。先手は何か細工をするのですが、63歩には51銀右
先手から45桂とされたときに当たらない形を選べばよいです。
戻って、64桂には44角
金を逃げないのが良いと。26角に88飛成とすれば、44角同歩66角が甘いということのようです。
ということで先手の最善は66角ですが、後手は44角と合わせます。
44同角同歩66角の時の受け方は33銀打が簡明です。
25桂89飛成
この図の評価値は-274の後手良しです。先手としても桂を渡すと、後手に24桂を打たれてまずくなる可能性が高いのです。
ということで、65歩を同銀と取る変化は幅広いのですが、後手良しになります。後手番で9筋に手をかけていても十分に戦えることがわかりました。