藍那八王子宮 農村歌舞伎舞台 F6
現況写真
現況写真
神戸市北区に現存する農村歌舞伎舞台のうち、著名なもの5件を見学して回ろうと
計画して、今回のものが4番目になる。
八王子宮の境内に建ち、藍那里づくり協議会の手による説明板には
「明治初年に建立された間口7.9m、奥行き5mの入母屋造茅葺の
舞台である。藍那には本舞台の他に厳島神社と釈迦堂に農村歌舞伎舞台が
あったが、厳島神社の歌舞伎舞台は廃絶、釈迦堂の舞台も昭和40年の台風
23号により茅葺の屋根を飛ばされてしまったため、、今現在も昔の形を
残すのはこの舞台のみである。」とあった。
義経一行が鵯越えのために通過したという伝説のこの地は、山間の狭い
地を神戸電鉄と県道が通り抜け、急峻な斜面の、勾配が少し緩んだ地に
住戸が建っている。
斜面に這うように建つ20戸ほどの集落の中の、そのまた高台に八王子宮は
建っていた。
農村歌舞伎舞台の痛みはひどく、補修、修繕だけでは手の施しようもないのが
心配である。
谷上の2つは綺麗に維持されているのに
残念ですね。
歴史的にも意味のある場所なのにね。
目を通していただき、ありがとうございました。
一個人の所有建物でもないのに、ここまで傷んでいる能舞台を初めて見ました。
つまり、これ以上に傷んでいるものは既に崩壊して姿を消したか、修理されていることなのでしょう。
姿を消すのではと心配しています。
いつも楽しみに拝見しています。
これからもよろしく
神戸市北区に現存する農村歌舞伎舞台、これでは保存されてるとはいいがたい状態でとても残念なことですね。
今のうちに何とかしないと崩れ落ちてしまいますよね。
こういった建築物を見たい人は大勢おられると思いますから大事に保存して歌舞伎舞台見学ツワーなどを企画されるといいと思いますが・・・
satoyamaさんの絵は生き生きとして今にも役者さんが出てきそうです~。
広島・中国地方に絞った現地主義のスケッチを、何時も興味深く見せて頂いています。
常日頃、行きたいと思っている地域の時などは、特に惹かれます。
傷みのひどいのには驚きました。
演芸を楽しむという習慣も消えましたし、引き継ぐ伝統芸能も
無いようです。
平地の少ない地域だから、高台に有って、人の寄り付きがたい立地
ということや、周辺民家の少ないことなどが寂れる原因でしょう。
かっては、住民総出で維持管理などはされていたのでしょうが、
そういう時代も過ぎました。