淡彩スケッチ ひとりあそび

  へたはへたなりに 楽しんでいます    ( by satoyama )
  

小磯記念美術館  [165]

2010-07-19 18:39:30 | 淡彩スケッチ
          サイズ F3

        兵庫県立美術館で観た「麗子像」の印象が大きかったので、数日後続いて
       神戸市立小磯記念美術館の特別展 [画家 岸田劉生の軌跡] も観に行った。
        笠間日動美術館所蔵のものばかりであって、すぐイメージする、いわゆる「麗子像」は
       無かったけれども、かえって興味深いものに出会えることが出来た。

       (1) 「麗子之像」 木炭、コンテ
             5歳のときのもの、麗子肖像画のスタート時点のもの。デフオルトされていない
             写実的なデッサン。
       (2) 「寒山風麗子像」 紙本墨画淡彩
             寒山拾得図に影響を受け、寒山風の姿に麗子の顔を描きこんで南画風に 
             描いている。
       (3) 「麗子十六歳之像」 油彩
             劉生の死によって麗子像の最後の作品となった2作のうちの1点。
             日本髪を結った素直な顔立ちを写実的に描いている。
             もう1点の作品は自分の持っている画集に収録されているが、
             こちらの方はもっと大人びた風に描かれている。

       なお、この作品展には油彩、水彩素描、日本画のほかに装丁原画、版画、書、陶器など
       幅広い才能を示す作品が展示されていた。


       今回の催しには 別室で [小磯良平作品選 Ⅱ]も開催されていて、合わせて観て帰った。


        観終わって、頭を冷やしながら建物外観をスケッチしたが、雲行きがおかしくなるのに、
       もう少しもう少しと粘っていて、ゲリラ夕立に見舞われて、駅まで走ったがちょっと遅かった。

          目を通してくださりありがとうございました

          日記@BlogRanking