Rosa Guitarra

ギタリスト榊原長紀のブログです

2013/10/17// 金沢 もっきりや

2013-10-18 | 参加ユニット『Duo LIBRA』

今日は2回目となる金沢もっきりやさん

夕べのうちに名古屋から金沢に移動しました
午前2時過ぎに到着



FBやブログなどで頂いたコメントを嬉しく拝見して
自分も後記を書いてから朝方4時過ぎに眠りました




いきなりな話しですが


相手が…
右から来るか
左から来るか…
後ろからか…
と思いきや全力で真正面からぶつかって来るか
人生も人間関係もわからない
(喧嘩の話しではないです人が関わる、という観点の話し)

演奏も全く同じだな
と考えながらのんびり支度してました


だから
自己仕込みするとか練習するっていうのは
アンサンブルする相手がどの方角からどんな強弱で来ても
自己主張合戦のバトルになるのではなく
協調的に平和的に生産的に受けて返す用意をしておくってこと

そういうことだったよな、風邪引いてて忘れてたけど

体調がだいぶ戻って来た中で考えてました

考えてるうち
出かける時間



ホテル出発
そしてすぐに到着

2回目のもっきりやさん

初めての会場は少なくなってきて
どの会場も2回目3回目になってきました




「マスター お久しぶりです」と小さく声をかけるとニコッと挨拶を返してくれて嬉しい


岐阜も名古屋も2回目3回目で覚えてていただいて「また来ました(^^)」
ってリラックスして振る舞えたのが嬉しかった


黙々と自分の足回りを組みながらさっき思い出したことを反芻してました




体調不良のことを書いたのでご心配をおかけしてしまった部分もあったみたいで申し訳なかったのですが
僕はこんな風に考えてます


音楽ビジネスに於いては音楽と元気が一組みたいに扱われたりしがちだけど
それはむしろ音楽の力の可能性を狭めるし
音楽で元気になれないとこまで弱ってる人は
置いてかれてしまう


音楽で心が動く
というのは
決して元気じゃなくても十分に動くのだし
心が固まらなければ人は自力で幸せに向かう力を持っているから


今回僕は劣悪な体調の中で
どれだけオーディエンスの心を動かすことが出来るか挑戦したかったんでしょうね

人間は気持ちさえ負けなければ身体が駄目になっても相手に必ず届く
と証明したかったんですね

きっと自分がこの人生を終える時のために
そして
大切な誰かがこの人生を終える時に
動かなくなった身体から発する僅かな愛の信号も見落したくないから


そんな一連のことを
記し残したかったから
わざわざ体調不良を記したんだと思います


今日という一度しかない時間の中で一度しか会わない人たちと今日のこの会場で
自分の体調がどんなふうで
相方である和泉さんの状態がどんなでも
何がどう転んでも
全てを平和的に受けるためだけに今日はリハーサルをした



そして僕は今日は
胃袋をひっくり返してお見せするようなプレイが出来たと思います

演奏が荒い場面も多々ありましたが
いろんな人間模様を描けたライブだったと思えます

ミスや乱れは悔しいんだけど
その気持ちはまた未来の演奏に生かします





打ち上げでマスターが
リブラでカバー曲として取り上げてみたら良いのでは
という曲を数曲教えてくださいました

それはどれも革命の歌でした

歴史の中で乱れた国が平和に向かって革命を起こす時に皆で歌った革命歌
世界のいろんな国で
美しい平和の讃歌があることを教えていただいたわけですが
今日のリブラの選曲に
反戦歌など一曲も入ってないわけで
ホロ酔いのマスターが
何故リブラに平和の讃歌を取り上げてみては?
と提示してくれたか

それは今日のリブラの演奏の言霊の中に
そういうスピリットを感じたからだと
僕は勝手に解釈したのです


8月のツアーまででは見えなかった可能性が1つ
見えた瞬間でした


具体的に革命歌を取り上げるかはわかりませんが 1ヶ月前には見えなかったものが見えてくる

こんな風にこのユニットの未来を切り開いてゆけたらと思います


肌寒い中
足を運んでくださったお客様
そしてもっきりやさん
ありがとうございました







そうそう

これも平和的な1スナップ


本番直前の和泉さんのオマケ画像

窓越しの猫ちゃんを撮るひろたかくんを撮りました

詳しくは和泉さんのツイッターにアップされますので























コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2013/10/16//名古屋 Doxy | トップ | 2013/10/18//東京へ戻り日 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
写経のように (まき)
2013-10-18 23:21:02
今日という一度しかない時間のなかで
一度しか会わない人たちと今日のこの会場で

何がどう転んでも
全てを平和的に受けるためだけに
今日はリハーサルをした

長紀さんの言葉を写経のように一度、紙の上に書き起こしてみました。
とても気持ちが伝わります。
何故こんなにすーっと入ってくるんでしょう?
長紀さんの言葉からは、いつも生きるヒントをいただいてます。ありがとう。


Duo LIBRAとティファニーで朝食を。
二つのポスターが並んでますね。
Moon River聴きたいです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。