A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

音楽論012 「SATELLITE」

2008-01-16 22:27:49 | music
タイトル:SATELLITE
アーティスト:THE PLAYER PIANO
レーベル:Friend of mine Records
発売日:2007年12月18日
内容:
ポストロックの名盤が新たに未発表曲を加えて、日本盤で再リリース!!
(メンバーによるインタビュー付き)

アメリカ、アリゾナ州にある“Sunset Alliance Records”から、唯一アルバム「satellite」が2004年に1000枚限定で発売された。しかし、その後メンバーが学業に専念するため、事実上解散状態となっていたが、彼らのアルバムが本国より日本やヨーロッパで大きな反響を得て再リリースを望む声が各地で広まった。そして、今回日本で新たに未発表曲2曲収録して「satellite」を発売することになり、今後の活動を再開の期待が高まっている。
(本CD帯より)

1.SCANNING FACES
2.SUDDEN LEFT
3.Pi/4
4.QUIET
5.MILWAUKEE MILE
6.MAYDAY
7.MONEY TALKS
8.NJB
9.AFTER THE FACT
10.JAZZ ODYSSEY
11.COTTUS CAROLINAE

購入日:2007年12月31日
購入店:ディスクユニオン 新宿本館
購入理由:
友人に今年のベストは何かと聞いたとき、上がった一枚。それ以来、印象的なバンド名だったこともあり探していた。ところが、たまたま入ったディスクユニオンでリイシュー盤を見かけ、割引セール中だったのもあって衝動買い。
エピソードとして伝わっている話として、わずか1000枚しか発売しなかった1つのアルバムが、ヨーロッパや日本で評価を得て、再リリースになるとは素晴らしい話である。私には業界的に1000枚という数字がどれほどのものなのかはわからない。だが、1000人聴いた人がいるとして、それだけでここまで何かが動き出すというのは実に具体的でリアリティがある。これを他の業界に応用するのはそれほど簡単な話ではないが、ひとつの目安としてはおもしろいエピソードだ。
最後に「PIANO」という単語が付いたバンド名ながら、あまり感傷的過ぎず、予想外にエモーショナルなサウンドを聞かせるいい音楽であったことも付け加えておこう。

なお、連載「音楽論」は諸事情により、今回でしばらく休止させていただきます。
2008年もよい音楽と出会えますように。


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