A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記683 『セヴェラルネス+』

2013-01-03 23:09:31 | 書物
タイトル:セヴェラルネス+ : 事物連鎖と都市・建築・人間
タイトル別名:severalness+ : city, architecture and human beings as the cycle of things
著者:中谷礼仁
装丁:岡崎乾二郎
編集・制作:北浦千尋+メディア・デザイン研究所
発行:東京 : 鹿島出版会
発行年:2011.3
定価:2,500円+税
形態:303p ; 21cm
注記:「セヴェラルネス : 事物連鎖と人間」 (2005年刊) の増補版
内容:
「建築・都市史にとどまらない思想的、創造的な起爆力」田中純

桂離宮、ローマ都市、インディアンによるアルカトラズ島占拠、はてはメタボリズムにいたるまで古今東西の建築・都市的出来事を縦横無尽にかけめぐり、その変容の動因を追求。
それら事物とそれに関わった人間たちとの創造的な連鎖の営みの関係を明らかにし、今後私たちがよりより環境を築き上げていくうえでの根源を示す。
ウィトルウィウス、ピラネージ、アルド・ロッシ、クリストファー・アレグザンダーらの方法論が全く新しい角度から再検討された話題の書。
「先行形態論」を新たに加えた増補版。
(カバー見返し解説より)

増補のための序文
「序 「いくつか」の詩学」田中純

1 クリティカル・パス 桂の案内人
2 ペリカン島戦記
3 建築職人ウィトルウィウス 弱い技術
4 ピラネージ、都市の人間
5 自尊心の強い少年
6 ダイコクノシバのアレゴリー 出来事とその徴
7 セヴェラルネス 事物連鎖のためのかたち
8 先行形態論
初出一覧
あとがき 単著という劇場
索引

購入日:2013年1月1日
購入店:蔦谷書店
購入理由:
 講義で知った1冊。ブリコルール(器用人)、コンバージョンについて刺激を得るところが多かったので購入。なにも元旦に買わなくてもよかったが、たまたま出かけた蔦谷書店で見つけ、見かけたときに買わないと忘れるので購入。
 それにしても、蔦谷書店の品揃えはチェーン店とは思えないマニアックさで驚いた。このクオリティならば何度でも足を運びたい。書店のおもしろさを久しぶりに体感した。やっぱりこのセンスは東京クオリティだよなあと感嘆。