A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記265 「古今亭志ん生 弐」

2009-05-23 23:10:06 | 書物
タイトル:隔週刊CDつきマガジン 落語 昭和の名人 決定版⑨ 五代目古今亭志ん生 弐
編集人:宮本晃
監修:保田武宏
寄席文字:橘左近
CDリマスタリング:草柳俊一
アート・ディレクション:渡辺行雄
デザイン:片岡良子、姥谷英子
編集:小坂眞吾(小学館)、内田清子
制作企画:速水健司
資材:高橋浩子
制作:田中敏隆、南幸代
宣伝:長谷川一、山田卓司
販売:豊栖雅文、竹中敏雄
広告:林祐一
発行:株式会社小学館
発行日:2009年5月12日
金額:1,190円
内容:
五代目古今亭志ん生【ここんてい・しんしょう】1890~1973 弐
吞む・打つ・買う、で磨いた話芸

CD(61分)
黄金餅・・・餅は金なり
千早ふる・・・竜田川は相撲取り
二階ぞめき・・・吉原そっくり

●晩年の志ん生 倒れてもなお、稽古は続く
●CD鑑賞ガイド 奇怪な噺を明るく楽しく
落語をもっと面白くする連載3本立て
田中優子「かるたの流行」
五街道雲助「手ぬぐいの見立て」
山本進「柳派と三遊派」

購入日:2009年4月30日
購入店:福家書店 銀座店
購入理由:
志ん生の「えー」から始まる落語は、それだけで何か楽しいことが始まる気がしてならない。実際、その数秒後にはもう笑っているのだから、すべては「えー」から始まる。
今回の噺では死体をかついで、江戸を横断する『黄金餅』はアナーキーな噺だし、途中カエルの会話まで挿入される『二階ぞめき』もシュールきわまりない噺で、突拍子もない噺でも志ん生という人は、自分の「噺」にできてしまう人だ。こんな境地に至りたいものである。