先ほど、東京国立近代美術館にて彫刻家・黒川弘毅氏のアーティスト・トークを聞く機会があった。その中で、氏は彫刻のかたちについて、「かたちの必然性」があるという発言をされていた。それは、何かのかたちを表わすのではなく「これから、かたちを成そうとする直前のかたち」を表わしたいのだという。
かたちの完成ではなく、かたちの予感を感じさせること。
そう、「予感」はプロダクトなどの工業生産品にはない。かたちを指向しながら、かたちになっていないもの。かたちになりきれていないもの。彫刻を見ることは、予感を感じとることかもしれない。
かたちの完成ではなく、かたちの予感を感じさせること。
そう、「予感」はプロダクトなどの工業生産品にはない。かたちを指向しながら、かたちになっていないもの。かたちになりきれていないもの。彫刻を見ることは、予感を感じとることかもしれない。