佐渡の翼

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グランドキッチン(パレスホテル東京)   投稿者:佐渡の翼

2013年04月23日 04時32分46秒 | 国内高級ホテルレストラン・料亭食べ歩記
「東京は田舎者の集まり」なのであり、特に東京駅周辺を歩くと、その感を強くする。何せ、佐渡島内のブロガーの中には、「東京へ行って来ました」とはしゃぎながら得々とブログに書き込む人がいるくらいである、久しぶりに上京すると興奮するのは無理からぬ話である。東京の雑多さ、刺激の強さは新潟の比では無い!筆者ですら、曇天がちな冬の佐渡滞在から晴天続きの東京へ戻ると生き返った心地がするのだから、冬季は毎日そんな暗い天気の下で暮らす佐渡の人々に取っては、冬晴れの東京は天国かもしれない。

さて、そんな冬が舞い戻ったかのような気温となった3月3日の雛祭り、筆者は丸の内にあるパレスホテル東京へ向かい、1階のオールデイダイニング「グランドキッチン」を訪ねてみた。このホテルは、折しも来日中のIOCの評価委員達の宿泊ホテルになっているらしく、「2020年東京オリンピックを実現させよう」と書かれたポスターがホテル内のあちこちに張られていた。オリンピック特需を期待する「電通社員」達は、早くも「2020年のオリンピックは東京で決まり!」と、捕らぬ狸の皮算用をしているようだが、強敵イスタンブールとの決戦は9月である。午前11時半の開店と同時にお店にお邪魔したら、生憎室内席は満席のご盛況との事で、「屋外のテラス席へのご案内になりますがよろしいでしょうか」と告げられた。訪問当日は最高気温が10度と、3月初旬にしては肌寒い天候だったが、無風で、太陽の陽射しがあれば暖かく感じるくらいの陽気だったので、屋外でランチを楽しむ事にした。テラス席は南側の和田倉壕に面しているので、パラソルヒーターを点け、足に毛布を巻けば、さほど寒さを感じなかった。筆者は、前菜、パスタ、デザート、紅茶がセットになったexpress lunch(3190円)を注文した。筆者の前のテーブルには、9ヶ月の乳児と小学生の男児を連れた母親とその両親が座っていた。この乳児がその可愛い顔で筆者を見つめ続けたが、当方はそれに構わず食事を続けた。0歳児とて、この気温の中で離乳食を頬張っているのだ、この程度で寒いなどと言っていては、赤ん坊に笑われるではないか。

前菜は、パルマハムと野菜のサラダだったが、この日は猛烈にお腹が空いていたので一気にこれを食べ、大好きなミルクパンも一個食べてしまった。パスタは、桜海老と季節野菜のスパゲッテイで、ぜんまい、菜の花、グリンピース、空豆に加え、旬の桜海老がふんだんに入っていた。有頭海老も二匹入っており、ほどよい塩加減のパスタだったが、かなり分量が多かった。結局空腹に任せて全量を完食したら、オリーブオイルを食べ過ぎたのか、後で、少し気持ちが悪くなってしまうほどであった。デザートは、クレームブリュレ。クレームブリュレとは、早い話が、軟らかプリンの表面をオーブンで焼いた物である。ところがこのブリュレ、物凄く美味しくて、皿の隅々までスプーンで拭って食べてしまった。雲の切れ間から時折太陽が顔を覗かせるとポカポカして来た。4月や5月の頃ならば絶対テラス席に陣取るべきだなと思った、パレスホテルの「グランドキッチン」だった。

テーブル席

パラソルヒーター

前菜

大好きなミルクパン

テラスの二人掛け席

和田倉壕

デザート!


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