2016年の1月1日は、イタリアンレストラン「スターダストガーデン」を午後12時に予約してあったので、シギラビーチで時間潰しをした後に、このレストランを訪ねた。レストランには屋内席と屋外席とがあったが、海が見える屋外のテラス席へと案内された。このレストランはアラマンダホテルの宿泊者以外に、一般客の利用も可能だが、先客のほとんどはホテルの宿泊者と地元への帰省客であった。屋外席には屋根と暖房用のヒーターがあるだけで、夏用のエアコンなどはなく、夏はさぞかし暑くてたまらないだろうと思い、ウエイトレスに「夏の暑さはどうやって凌いでいるのか」と問うたらば、彼女は「屋外席にエアコンはありませんので、夏はひたすら宮古の暑さを体験して頂く以外にありませんね」としれっとしながら答えた。うーむ、夏はエアコンの効いた屋内席を利用せざるを得ず、そうなると、海の景色は見づらくなるので、このレストランの眺望の良さと言うアドバンテージはなくなってしまう。
総じて、シギラリゾート内の一軒屋レストランは、料理の味は美味しいものの、雰囲気やお洒落度、客層の点で、二流リゾートのそれである。昨年のブセナテラスのハイソな雰囲気とは比べ物にならず、アラマンダホテル内は、成金宿泊者の趣味趣向に迎合したかのような風情がふんぷんとしていた。全室スイートルームと言う超高級ホテルのアラマンダがこれであるからして、宮古島の他のリゾートホテル(宮古島東急リゾートなど)など、推して知るべしであろう。観光案内本では宮古島の主要観光スポットを紹介しているが、いずれも、海、橋、水族館などで、佐渡のような遺跡史跡の類はほとんどない。つまり、どこも似たり寄ったりなのだ。従って、宮古島は一回行けばそれで充分であり、リピーター客はその温暖な気候に引かれて訪れているだけではないのかとさえ思われるのだ。格別美味い物がある訳でもないし、ショッピングと言えば、三文土産を売るショップばかりで面白くも何ともない。要するに、佐渡と同じく刺激に欠けるのだ。すべからく日本の離島とはそういうものだし、都会にあるような便利さを求めて来る人は皆無なので、それはそれでのんびりとしていていい。そもそも、リゾートとは時間や刺激を忘れてのんびりと命の洗濯をする場所であり、あくせくと時間を惜しんで観光にいそしむ場所ではなく、そんな事をするのは貧乏人だけである。
筆者は、浅利と緑野菜のスパゲッテイボンゴレヴエルデ(1500円)を注文した。ありきたりのボンゴレのお味で、高級イタリアンを食べなれた筆者に取ってはそこそこ美味しいと感じられる程度だったが、そこはそれ、ホテルが経営するイタリアンであり、一般の人ならば美味しいと感じるレベルであった。
店内の様子
筆者の席
テラス席からは海が見える
ワインを一杯注文した
暖房用のヒーター
スパゲッテイボンゴレ
バッグ掛け
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