
真冬のとある日、両津夷にある居酒屋「しらつゆ」さんを訪ねてみた。入り口の引き戸を開けたら、いきなり座敷になっていて、靴を脱いで上がる形式のお店であった。座敷には、4人がけのテーブル席が5卓ほどあり、奥はカウンターになっていた。テーブル席の3卓は既に先客で埋まっており、彼らの嬌声と喧騒でお店の中はそれなりの賑わいだった。しかしそれでも暇のようで、女将さんは、高齢者グループのテーブルに参加して一緒になって飲んで騒いでいた。ここの女将さんは漁師の娘だそうだ。両津で飲み屋を経営する女将さんには漁師の娘さんが多いような気がする。まずウイスキーの水割りを注文した。突き出しは、白子のふくめ煮のようだったが、
味の方は大変美味しかった。
喉が渇いていたので、もう一杯水割りを注文した。こんどはバイ貝の煮物をオーダーした。カウンターの中には、漫画の「はぐれ雲」に出てくる主人公によく似た風貌といでたちをしたややぽっちゃりとしたおねーさんが飲み物を作っていた。更にその向こうにももう一人女性がいて、こちらはお料理担当のようだった。バイ貝は、ホテル新潟の「蔵」とは違い、一応温めてから出してくれた。小粒のバイ貝が10個入っていたが、大粒の貝を5個提供した方が上品かなと思った。
この居酒屋では、「たら汁」や「沖汁」などの佐渡の郷土料理が名物なのだというが、お腹が一杯だったのでそれらを注文するのは断念せざるを得なかった。お代は1,700円。
ふと見たら、カウンターの上に、サインを施した数枚の色紙が飾られているのに気づいた。有名人がたびたび訪れる名店なのか?と思い、そのうちの一つをよく見たら、「神奈川大学 〇〇〇〇」と書かれていた。地元出身で神奈川大学へ進学した人が帰省時に、あるいは、神奈川大学の学生が旅行でたまたまこの店に立ち寄った時に即興で洒落半分に書いたのではないかと思い、つい笑ってしまった。

喉が渇いていたので、もう一杯水割りを注文した。こんどはバイ貝の煮物をオーダーした。カウンターの中には、漫画の「はぐれ雲」に出てくる主人公によく似た風貌といでたちをしたややぽっちゃりとしたおねーさんが飲み物を作っていた。更にその向こうにももう一人女性がいて、こちらはお料理担当のようだった。バイ貝は、ホテル新潟の「蔵」とは違い、一応温めてから出してくれた。小粒のバイ貝が10個入っていたが、大粒の貝を5個提供した方が上品かなと思った。

ふと見たら、カウンターの上に、サインを施した数枚の色紙が飾られているのに気づいた。有名人がたびたび訪れる名店なのか?と思い、そのうちの一つをよく見たら、「神奈川大学 〇〇〇〇」と書かれていた。地元出身で神奈川大学へ進学した人が帰省時に、あるいは、神奈川大学の学生が旅行でたまたまこの店に立ち寄った時に即興で洒落半分に書いたのではないかと思い、つい笑ってしまった。
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