佐渡の翼

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凍え死にさせる気かこのお宿は?(旅館入海さん)  投稿者:ミシュラン覆面調査員

2008年01月28日 07時08分32秒 | 佐渡のお宿評価
1月のとある週末、調査員は、佐和田地区にある旅館入海さんに宿泊しました。午後7時頃の到着でした。予約時にバストイレ付きのお部屋をお願いしておきました。このタイプのお部屋は3室のみで他はトイレは付いているもののバスなしのお部屋です。

まずご自慢の温泉に。洗い場は畳敷きで湯の色は黒く、ぬるりとしています。湯船の底が見えないので、非常に危ない。でも久しぶりに温泉に入ったという感じでいいお湯でした。

温泉で充分に暖まってからお部屋に戻りました。部屋の暖房は石油ファンヒーターのみ。底冷えのする夜です。雪が降りそうなほど寒い。「たきもと」さんのようにエアコン暖房ではありません。エアコンは付属していましたが、冷房のみとのこと。待てよ、石油ファンヒーターを一晩じゅう付けっぱなしにしたら、一酸化炭素中毒で事故にあう危険性がある。ある一定時間消さざるを得ないのだ。24時間暖房のマンション暮らしの調査員にとって、深夜に暖房が止まるということは、凍え死にを宣告されるに等しい。えらい所に来てしまった。逃げ出したくなりましたが、靴を人質にとられているので、宿を変えるわけには行きません。フロントに電話をしたら、就寝時にファンヒーターのタイマーを作動させて下さいとのこと。

ところが運悪く、このタイマーが故障でうまく作動しないのです。深夜にフロントをたたき起すのも憚られたので、暗澹たる気持ちで、ファンヒーターを切り、床につきました。「たきもと」さんの時は風が止んだために目が覚めましたが、この旅館では寒さで目が覚めました。どうやら凍え死にせずに何とか生きていたようです。窮余の策で、入り口のふすまを5センチ程開け、風呂場の換気扇を回して、常時換気できる状態にしてから石油ファンヒーターを付けっぱなしにし、多少寒いのには目をつむって、再び布団にもぐりこみ、数時間うつらうつらしました。食べ歩きははずれまくるし、宿は凍死と背中合わせ。泣きっ面に蜂とはこのことです。「入海」さんは夏場は人気宿かもしれませんが、冬場に手を抜いちゃあーいけないなあー。





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