1月12日、佐渡は大荒れだが東京は見事な冬晴れで、筆者は池袋と駒込経由で地下鉄南北線に乗り赤羽橋で降車した。東京タワーの右隣に聳えるように建っている(実際は前方だが)のが東京プリンスホテルのパークタワーである。この建物は六角形状の33階建てで、右隣は都内最古の建造物である増上寺だ。プリンスパークタワーは、過去に地下の日本料理屋及び33階のフレンチレストランを利用した事があり、筆者に取っては馴染み深いホテルである。この日はフレンチレストランが満席のため止む無く一階のロビーラウンジで食事をする事になった。午前11時40分頃にお店にお邪魔したら、東京タワーを見上げる位置にある窓際のラブチェアー席へと案内された。目の前は人工滝でその向こうに東京タワーが見えた。東京スカイツリーの半分の高さしかないので、スカイツリーを真下から撮影した経験のある筆者にはおもちゃの電波塔くらいにしか見えない。筆者はハンバーガー(2310円)を注文した。出来上がるまでに15分を要したが、パテはキャピトルホテル東急の「オリガミ」のハンバーガーよりも美味しいように感じた。米国人が大好きなベーコンチーズバーガーだが、小振りの程よい量で全量を平らげた。だが、フレンチフライはオリガミやフェロウズのような包丁で切ったポテトを揚げた物ではなく、マクドナルド同様、機械で切り刻んだポテトを揚げた代物であった。このポテトは半分ほど残して終了したが、筆者の右隣には同じくハンバーガーを注文し、i-Padで外の風景やお料理を撮影する男性の一人客がいた。三連休の中日だが店内はそれほどの混みようではなく、お代を支払った後筆者はこのホテルを後にした。
この日、9月のヨーロッパ旅行の航空券手配が最終局面を迎えようとしていた。日本と欧州の往復ならびに欧州の都市間移動の航空券を同一航空会社で揃えると価格がどんどん下がっていく事を学んだ。ベルリン・ナポリ間の移動をルフトハンザで手配してもらったら羽田・欧州の往復は817,500円まで下がり、これにベルリン・ナポリ間の移動運賃を含めた総額の見積もり費用は910,430円になり、全日空で予約した場合の100万円を超える金額より遥かに安くなった。そして高島屋のゴールドカード会員になり、10,000ポイント(買い物金額では125,000円相当)以上を貯めれば全日空のマイルへの交換比率が上がりお得になる事も分かった。全日空と提携した飲食店での飲み食いでグルメマイルが貯められる昨今のマイル事情は昔と比べ随分と様変わりしかつ進歩しており、米国系の航空会社しか利用して来なかった筆者に取っては新鮮な驚きであった。マイル事情に詳しい佐渡相川の伊藤酒店の若旦那さんがこの記事を読めば、何を今更と思うだろうが、筆者はマイル獲得法を研究するのは非常に面白いと感じている。
ちなみに彼の記事に寄れば、7年前はANAカード払いにすれば「100円で2マイル」と書かれているが、現在ではマイル制度が改悪され、初年度年会費無料タイプでは裏技を使ったとしても「100円で0.8マイル」にしかならない。そして楽天カードの使用分の支払いをコンビニ決済にした場合、最早それをEdyでは支払えなくなっている。更に、楽天KCカードは2011年8月1日を持って解散し、楽天カードとKCカードに分割された。従ってエネオス石油でガソリンを入れてマイルの4重取りなどは既に不可能な裏技と化している。だが、ガソリン以外ならばマイルを3重取り、4重取りする方法は現在でもある。それらに関しては、5月6日と9日の記事で詳述する予定である。
ロビーラウンジから眺めた東京タワー
お水
ハンバーガーのパテ部分
ロビーラウンジの入口
前にあるガラスケース内のスイーツ