中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

議会DX?ICT化?加古川市議会のこれまでとこれから

2023-01-30 23:46:58 | 活動
DX(Digital Transformation:デジタル変革(訳))はここ数年来の日本の重要テーマです。
それは一般企業のみならず行政や議会も同様。
ということもあって、昨今は特に議会DXなどの言葉も生まれています。

DXの手前にICT化があると考えられていますが、現状として加古川市議会はまずICT化を完了させる段階かと
思っています。(いまはICT化の途中という認識)
その意味では胸を張って「進んでいます!」とは言えないわけですが、それでも私が議会に入ってからを
考えるとずいぶん変わりました。

そのあたりも整理しつつ、DXは考えていかねばなりません。

私が議会に来たのは2010年でした。

2010年当時
インターネット:有線、ADSL(控室のみネットに繋がる)
連絡・通知手段:FAX、電話
議会資料:データ化していない。
資料公開:議案書や委員会資料は議員のみが見られて、傍聴者は次第のみ
議会放送:ケーブルテレビの生放送のみ
     →契約者かつ該当時間帯に家にいなければ視聴できない
端末持込:不可

といった状況。
それが今は

2023年現在
インターネット:無線、光回線(どの部屋でもネットに繋がる)
連絡・通知手段:メール
議会資料:データ化し、議員と事務局はクラウドシステムで閲覧可能
資料公開:議案書・委員会資料ともHP上で公開     
議会放送:インターネットによるライブと録画配信
     →誰でも、いつでも見られる。
端末持込:委員会は可能。

となりました。

また、ネットワーク整備によって常任委員会のWEB参加も可能になりました。
実際に何度か運用もしており、これは全国的にも珍しく他市町から視察によく来られます。

そして、来年度予算でタブレット&システム導入を求めていて、これが通ればタブレットで資料の閲覧、
管理ができるようになります。
これが成ればペーパーレスとなり、ICT化が一定の完成を見るのかなと思っています。
予算の問題もあり様々に調整をしながら進めてきた課題が、一つ片付く感じです。

端末&システム使うのに慣れはいるでしょうが、今のクラウドシステムは皆さん使えているので大丈夫かと。
というか、今や老若男女問わずスマホを使う時代。
ICTが若者のものというのがナンセンスでしょう。

さて、問題はこれはDXに向けた第一段階であること。
DXに向けては一般的に三段階が言われます。
①デジタイゼーション:アナログ情報のデジタル化
②デジタライゼーション:業務プロセスのデジタル化
③デジタルトランスフォーメーション:①②を踏まえて社会変革・生産革命を起こす

なので、議会資料などを電子化して便利にするのは①の段階というわけです。

委員会のWEB参加は可能になっているので、②も一部はできていると言えますかね。
まだ他にもいろいろあると思いますが。
事務局や当局とのやり取りとか。

そうしてようやく③に至るわけですが、正直なところまだまだイメージが出来上がっていません。
というより、全国的にこれからなのだろうと思います。
議会DXと名の付く事例を見ても、③まで至っているものは稀なように感じています。

手法として考えられるのは、例えば委員会審査で専門家にWEB参加してもらうとか、議会提出議案を
WEB上で専門家や市民参加のもとブラッシュアップするとかでしょうか。
また、事業評価に何かしら活かせるかもしれません。

といった感じでまとまらないのですが、何せ議会と議会以外の人たちを繋いで何を生み出せるのかですね。

先を見つつ、これまでを踏まえて一歩一歩!
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