中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

受刑者の教育

2018-09-25 23:38:14 | 活動
今日は地域の人権学習会でした。
テーマは受刑者の教育。
これまで多くの講演がありましたが、このテーマは初めてでした。

講師の先生は加古川刑務所へ数学を教えに行かれています。

加古川刑務所は交通刑務所と思われていますが、約1300人のうち960人が一般の受刑者で、交通関係は120人程度だそうです。

現在、仕組みとして高校卒業程度認定試験と中学校卒業程度認定試験があります。

なお中学校卒業程度認定試験とありますが、不登校など教育機会を奪われた方に対して整備されたものです。
夜間中学校や通信制がありますが、夜間中学校は8府県31校(兵庫は神戸に2校・尼崎に1校)、通信制は2校(大阪・東京)しか
ありません。

夜間中学は60歳以上が27%と一番多いですが、10代も20%、20代でも17%程度いるということで重要性があります。

今回受け持たれた8名の生徒さんは、数学に関して全て合格されたそうです。
しかも4名は満点だとか!

重要なのは、「わかる」ということと「役に立つ」という感覚が重要だとのこと。


受刑者ですから権利が制限されることは当然ですし、被害者の人権を一番に考えねばならないと思います。
ただ、教育段階で「わかる」「役に立つ」という経験や、そもそも学校が楽しく、また家庭教育がされている、行政の支援が行き届く、
そうしたことがあれば、加害者になることは無かったかもしれません。

大元を断つという意味では、やはり大きな意味で教育が大切なのだろうと思います。

普段は知ることのできないことを知る機会をいただきました。
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