中村亮太の活動日記

加古川市のために走り回る中村亮太のブログです

ゴジカラ村【視察3日目】

2011-11-16 21:56:58 | 活動
3日目は、愛知県の長久手町にあるゴジカラ村を視察。

ゴジカラ村は、もともと幼稚園からスタートし、特養も運営する社会福祉法人が、雑木林を利用した
環境を作り、一つのコミュニティを形成している事業です。

もともと「家で産まれ死ぬ」という概念があった土地に特養を作った際に、「それならば、その人たちの
生活の延長上に特養をもってくればよい」と思ったことから始まりました。
そのため、施設は木を多用したり、廊下をわざと小道のように曲げたり、ヤギや豚を飼ったりとしてきた
そうです。

施設を見せてもらいましたが、部屋も自分の家のような工夫をされていたり、ベンチが畳であったり、
屋上菜園があったりしています。


幼稚園も自然をいかしています。
雑木林の斜面に、木造の校舎(ログハウスみたいです)があり、校庭も土のままです。


↑これが幼稚園です。驚きました。

このゴジカラ村を見まして感じたことは、昔の日本の姿はこうだったんだろうな、ということです。
つまり、小さなコミュニティに子どもから高齢者までがおり、互いに影響しあい生きていく世界です。
とはいえ、幼稚園と老人ホームが併設されていたりする事業はありますが、昔の「村」そのままの施設で
やっている点は唯一のものではないでしょうか。

大都市名古屋の近郊にあるということも、重要な点でしょう。

行政がどう関わるかという点はありますが、このような施設があれば、子どもも自然にふれあい育ちますし、
高齢者も落ち着いた余生を過ごせる効果は無視できません。

施設のあり方から、価値観をどこに置くかまで、様々な気づきをいただけました。
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太陽光のまち・太田【視察2日目】

2011-11-16 21:00:24 | 活動
2日目は群馬県太田市で「太陽光のまちづくり」について視察。

太田市は市長が改革派な方で、職員のやる気を引き出しながら、リーダーシップを発揮し
様々な事業を行っている注目の自治体です。

別の事業で、加古川市からも視察に行っているようです。

説明を聞いていましても、「市長が」という言葉が頻繁に出てくるので、いかに市長が
思いをもって関わっているかがわかります。

さて、太田市では平成13年から太陽光発電施設の設置に補助を出して、普及に努めてきました。
補助については平成22年度で終了したのですが、その数、約2000件!
22年度は、2000万の予算が足りず、何度も補正をしたそうです。

それに加え、「PalTown城西の杜」という、太陽光発電施設をつけた一戸建てが並ぶ一角もあり、
合計すると2500件に登ります。
なお、「PalTown城西の杜」は、NEDO技術開発機構が実証実験として進めたもので、研究費で施設を
設置できる上、発電した電気は住民が使えるという事業です。
日照を考え、敷地の形を変えたり、小道を設けたりと工夫も見られます。

これだけ件数が出るのは、PRはもちろんながら、やはり住民の意識の高さです。

また、太田市はメガソーラーも計画しています。
工業団地用においていた土地公社所有の土地を使い、ソーラーパネルを敷き詰める計画です。
これのために5億、市長が自治体の独自財源で都合したとのことです。

計画では、設置から管理まで民間企業にさせます。売電とリース料の差は400万ほどを予定しており、
それが自治体の利益となります。


太陽光発電施設への補助は加古川でもやっていましたが、国からの基金がなくなり、それに伴って
終了しています。
これについては、以前の市長への政策提言で、新たな補助創設を盛り込みました。


メガソーラーについては、太田市の日照時間の長さなど環境が整っていることが条件にもなっているため
難しいですが、これから再生可能エネルギーを考える上で太陽光ははずせないものですし、自治体として
普及促進を考えなければなりません。


市役所の窓にも、パネルが付いています!

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