STARLIGHT NIGHTS

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♪ 4人のソリストによるEarly Music ソロの世界Ⅳ 品川聖 残照アーベル

2010年11月07日 | 音楽(コンサート)

○日時 2010年11月7日(日)14時10分~15時50分
○会場 安曇野コンサートホール
○演奏 品川 聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
○プログラム カール・フリードリヒ・アーベル
       「ヴィオラ・ダ・ガンバのための27の小品」全曲 WKO 186-212
 アンコール 27の小品から2曲

古楽情報誌「アントレ」と安曇野コンサートホール10周年記念による、Early Music solo Festival in Azumino 2010 と銘打って、4回のバロック音楽ソロ演奏会が行われるコンサートの最終回。
聖さんの演奏を聴くのは3回目です。うち2回は、アーベルのこの全曲を聴くプログラムでした。ヴィオラ・ダ・ガンバという楽器は、バロック時代が終わり古典派の時代が始まる頃には廃れてしまった楽器。アーベルもバッハと関わりを持っていた作曲家で、同じバロック終焉の時代に活躍されました。ヴィオラ・ダ・ガンバによる数々の名曲をいくつも作曲し、プログラムにある小品集はその代表作です。
心地良い気持ちになって、ついうとうととしてしまいました。雅な響きのガンバの音色にアーベルの曲にある技巧を凝らした曲想で、何度聴いて良いですね。
終演後、主催者アントレの品川さんがステージに上がりあいさつ。4回シリーズを企画した気持ちと来場者への感謝を述べていました。また来年も改めてバロックシリーズをこのホールでやりたいという計画があることを紹介されました。楽しみですね。
そのあと、ホールの喫茶室で演奏者、関係者を囲んでお茶会が催されました。聖さん、弟の雄さんらとしばし歓談…。

写真は、ホールに来る前に訪れた池田町の「かたせ」そば屋さんから眺めた雪を頂き始めたアルプスの風景。本日快晴でした。